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👉 第5話ChatGPTと教材選び(算数編)https://koishikawa-juken.com/?p=132
👉 シリーズ目次はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=627
ChatGPTに相談して整理した
「国語の作文教材の候補一覧」
夏休みの学習計画を立てる中で、
算数と同じくらい、いやそれ以上に悩んだのが
国語の特に作文教材選びでした。
算数は「できる・できない」が比較的はっきり見えます。
一方で国語は、
- どこが足りていないのか分かりにくい
- 点数が伸びない理由が曖昧
- とりあえず問題数をこなしてしまいがち
という特徴があります。
塾に通っていない以上、
- 何を
- どの順で
- どのレベルまで
取り組むのかを、
国語の作文についても自分たちで判断しなければなりません。
そこで我が家では、算数編と同様に、
6月の全国模試の結果をもとに、
- 国語で何が原因で失点しているのか
- 知識不足なのか、読み取り力なのか
- 夏の間に「最低限どこまで伸ばすべきか
を、ChatGPTにそのまま相談しました。
その結果、はっきりしたのは、
「教材を増やす前に、鍛えるべき力が違っていた」
という事実でした。
国語では、
- 語彙力の不足
- 設問意図の読み違い
- 作文経験の圧倒的な不足
が、得点を大きく下げている原因でした。
つまり必要だったのは、
暗記量を増やすことではなく、
**「考えを言語化する力」**を鍛える教材でした。
そこで算数編と同じく、
教材選定そのものをChatGPTに相談するという方法を取り、
国語についても候補を整理していきました。
以下は、そのときに実際にChatGPTとやり取りしながら整理した、
課題の多い国語の中でもまず作文教材候補と、その選び方です。
- ✍️ 小石川受験に向けた作文対策テキスト【厳選】
- 🟥 ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]作文編 とはどんな教材か
- ■ 教材紹介文に共通して出てくるキーワード
- ■ なぜ「小石川受験の作文対策」に合うと判断したのか
- 1) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 総合編(1650円)
- 2) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 作文問題 トレーニング編(1320円)
- 2) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 作文問題 書きかた編(1320円)
- 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 3つの総評(小石川適性との整合)
- ふくしま式「本当の国語」が身につく問題集+公立中高一貫校適性検査対策問題集3つ(総合・作文トレーニング・作文かきかた)の役割分担
✍️ 小石川受験に向けた作文対策テキスト【厳選】
| 教材名 | 特徴 | 対象学年 | 難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 🟥 『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]作文編』(大和出版) | 意見→理由→具体例の「型」で書く力がつく。小石川の作文構成に近い。 | 小5〜小6 | ★★★ | 初学者にもおすすめ。親子で会話しながら進めると効果大。 |
| 🟨 『考える力がつく 子ども論理作文教室』(小学館) | テーマに対して考える→書く練習。図解と導きが丁寧で自走しやすい。 | 小4〜小6 | ★★★ | 「自分の意見」を表現する初歩に最適。 |
| 🟦 『作文力ドリル 小学生のための意見文トレーニング』(学研) | 段落構成・理由の書き方にフォーカス。添削指導形式で学べる構成。 | 小5〜中1 | ★★★ | 適性検査作文の基礎をしっかり固めたい人向け。 |
| 🟩 『日々のドリル 小学生 作文 改訂版』(文理) | 毎日少しずつ取り組むことで、作文を「習慣化」できる構成 | 小3〜小6 | ★★☆ | 手軽に始めたい方向け。補助教材にも。 |
| 🟪 『Z会 公立中高一貫校 作文・記述対策問題集(適性検査対応)』 | 小石川型の作文・記述問題を豊富に収録。添削形式を想定。 | 小5〜小6 | ★★★★ | 志望校レベルに近づくには必携。書く・直す訓練ができる。 |
| 🟧 『公立中高一貫校適性検査対策問題集 総合編』(東京学参社) | テーマ型・資料読み取り型作文の実戦演習 | 小5〜小6 | ★★★★ | 模試後の復習教材にも。過去問対策前の実力確認に最適。 |
上記の中から最初に選んだ教材は『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]作文編』です。
🟥 ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]作文編 とはどんな教材か
■ 公式・著者側の基本コンセプト
この教材は、
「作文が書けない子は、文章力以前に“考え方の順序”が身についていない」
という考えを軸に作られています。
著者・福嶋隆史氏(ふくしま式国語力の提唱者)は、
- 語彙を増やしても
- 表現テクニックを覚えても
👉 「何をどう考えればいいか」が整理されていなければ、良い作文は書けない
と一貫して主張しています。
■ 教材紹介文に共通して出てくるキーワード
紹介文や帯・目次から読み取れるポイントは、次の通りです。
✅ ①「型」を身につける作文
- 意見 → 理由 → 具体例
- 結論 → なぜか → たとえば
という
👉 思考の“型”を体に入れることを最優先。
これは
✏️ 感想文でも
✏️ 意見文でも
✏️ 適性検査作文でも
**共通して使える「思考の骨格」**です。
✅ ② いきなり書かせない(←ここが最大の特徴)
多くの作文教材は
「テーマ → いきなり書く」ですが、
この本は違います。
- まず 問いに答える
- 次に 考えを並べ替える
- 最後に 文章にする
👉 「考える → 整理する → 書く」 を分解して練習します。
✅ ③ 親子対話を前提にした設計
紹介文でも繰り返し強調されているのが、
「大人が横で質問しながら進めると、効果が最大化する」
という点。
- 「それってどういうこと?」
- 「どうしてそう思ったの?」
- 「たとえば?」
👉 まさに家庭学習向け
👉 塾なし受験と相性が良い
■ なぜ「小石川受験の作文対策」に合うと判断したのか
🧠① 小石川の作文は「文章力」より「思考力」
小石川中等教育学校の適性検査作文は、
- きれいな文章
- 上手な言い回し
よりも、
- 自分の考えがあるか
- 理由が筋道立っているか
- 具体例で支えられているか
を強く見ます。
👉 = ふくしま式の「意見→理由→具体例」そのもの
🧩② 「作文が苦手」の正体は「考えの整理不足」
当時の長男さんの状況を振り返ると、
- 書き始めで止まる
- 何を書けばいいかわからない
- 文字数が埋まらない
という 典型的な「思考未整理型」
👉 この本は
✖ 表現を教える本
⭕ 考えを並べる練習の本
だったため、課題にドンピシャ。
🪜③ 難しすぎず、低すぎない「入口教材」
一覧の中での立ち位置として、
- Z会・完全攻略 → 実戦向け・やや重い
- 文理・ドリル → 軽すぎる
- 学研・小学館 → 書き方寄り
その中でこの本は、
👉 「作文対策の最初の1冊」
👉 思考の型を作る土台
として最適だった。
数ある作文教材の中からこの一冊を選んだ理由は、
「うまく書く」ことよりも先に、
**「どう考えれば作文になるのか」**を教えてくれる教材だったからです。
小石川中等教育学校の適性検査作文では、
文章の上手さ以上に、
自分の意見があり、それを理由と具体例で説明できているかが問われます。
その点で、この教材が重視している
「意見 → 理由 → 具体例」という思考の型は、
小石川の作文と非常に相性が良いと感じました。
また、いきなり書かせるのではなく、
問いに答えながら考えを整理していく構成は、
塾に通わず家庭学習で進める我が家にとっても取り組みやすく、
作文への苦手意識を下げる“入口教材”として最適でした。
次に選んだのが『公立中高一貫校適性検査対策問題集 総合編』(東京学参)です。
国語教材を検討する中で、まず注目したのが、
東京学参が出版している**「公立中高一貫校入試シリーズ」**でした。
このシリーズは、
- 分野別(作文・資料読解・適性検査型問題など)
- 年度別(実戦形式・総合演習)
といった形で、目的に応じた教材が数多く用意されています。
特に「総合編」は、
単なる国語問題集ではなく、
公立中高一貫校の適性検査で求められる「読む・考える・書く」を一体で鍛える構成になっており、
小石川中等教育学校を意識した対策としても非常に相性が良いと感じました。
東京学参シリーズの強み(小石川向けに効くポイント)
- 科目横断で“型→練習→実戦”が一本線
- 「書きかた編 → トレーニング編 → 総合編」という段階設計。
- 作文(適性Ⅰ)と資料統合(適性Ⅱ/Ⅲ)が同じ論理フレームで貫かれていて、答案の再現性が高い。
- 適性検査“特有の設問文”に寄り添った作問
- 会話文指示/条件付き資料/複数視点の提示など、公立中高一貫校ならではの設計。
- 小石川で求められる「課題発見→根拠提示→提案」の流れがそのまま練習できる。
- 答案骨子づくりに使える“部品”が明確
- 主張‐理由2‐具体例‐結論、反対意見への言及、費用・効果・関係者の整理など、答案の部品化がされており、時短で骨子が立つ。
- 最新年版の更新で“時事×資料”が新鮮
- 年度版で統計や社会テーマがアップデートされやすい。データ根拠の引用練習が本番に近い。
- 解説が“採点者目線”寄り
- どの要素が配点につながるかの示し方が明確。家庭での添削・自己採点がしやすい。
- 分量と負荷が“毎日回せる”サイズ
- 1回30〜50分のセットが組みやすく、夏〜秋の回転教材として最適。
そして実際に購入した以下3冊について紹介します。
1) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 総合編(1650円)
評価
- 良い点:資料(表・グラフ・図)を読み、課題分析→複数視点→提案へ接続する総合問題が豊富。適性II/III型の統合記述を練習でき、小石川の過去傾向に近い負荷感。
- 弱い点/注意:設問の幅が広いぶん、時間管理と骨子設計が甘いと崩れやすい。制限時間を必ず設定して運用を。
使い方
- 50~60分通し(本番想定)を週1回。
配分の目安:読む12分/骨子8分/記述25分/見直し5分。 - 解き終えたら**「資料→主張の対応表」を自作:どの数値・図から、どの主張を導いたかを線で結ぶ**(根拠の可視化)。
2) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 作文問題 トレーニング編(1320円)
評価
- 良い点:短〜中問を段階式に積み上げる構成。テーマ型/資料提示型の出題比率が実戦寄りで、小石川の「資料→根拠→提案」の型を練習しやすい。設問指示が具体的(例:根拠2つ、反対意見への言及など)。
- 弱い点/注意:解答例は安全運転寄りで、内容の切れ味よりも構成安定を重視。語彙・表現は自前で言い換えストックを増やすと伸びる。
使い方
- 1回30分×週2~3回。
- 読解5分→要素メモ(データ・条件)
- 骨子5分(主張–理由2–具体例–結論)
- 清書20分(字数配分:導入1/6, 本論2/3, 結論1/6)
- 終わったら3観点で自己採点:①論点の明確さ ②根拠の妥当性(資料引用)③構成・接続語。
2) 公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 作文問題 書きかた編(1320円)
評価
- 良い点:段落の役割、接続語、言い切り表現、理由→具体例の連結など“書く技術”に寄った解説が充実。書き換え練習が多く、文章が冗長になりがちな子に効く。
- 弱い点/注意:読み物としては易しいため、これだけだと資料読み→政策提案の“思考の深さ”が不足しがち。トレーニング編や総合編と必ず併用を。
使い方
- 朝学習10分で書き換え1題。
- 週末に「トレーニング編」で書いた原稿を、この本のチェックリスト(主張は1文で?理由は並列?主語・述語は曖昧でない?)で推敲。
公立中高一貫校 適性検査対策 問題集 3つの総評(小石川適性との整合)
- 構成・論理の型作りは「書きかた編」で最速習得。
- 分量・回転数の確保は「トレーニング編」。
- 本番レベルの統合思考は「総合編」で担保。
→ 組み合わせとして非常に妥当。弱点の「語彙・資料読み取り・時間配分」を補えば、直結して伸びます。
ふくしま式「本当の国語」が身につく問題集+公立中高一貫校適性検査対策問題集3つ(総合・作文トレーニング・作文かきかた)の役割分担
- 論理の“型”を固定
- 東京学参《書きかた編》:段落構成・接続語・言い換え・結論の言い直し=設計図を作る本。
- → 書き出す前の“骨子”が毎回ぶれなくなる=得点の再現性UP。
- 量をこなしつつ精度を上げる
- 《トレーニング編》:短〜中問で回転数を稼げる。
- 《総合編》:長めの資料・複数視点で実戦負荷を担保。
- → 「数をこなしながら本番強度も確保」という両立が可能。
- 語彙・論理語の底上げ
- ふくしま式:主張‐理由‐具体例の“言い方の型”と語彙の在庫を増やす。
- → 同じ内容でも伝わる文章へ。言い換え・要約が速くなる。
- 資料→主張の“根拠づけ”が強くなる
- 東京学参は表・グラフからの具体数値の引用を要求。
- → ふくしま式で鍛えた論理語(したがって・一方で など)と合わせて、説得力のある一段落が作れる。
- 時間配分の型が作りやすい
- トレ編=30分/総合編=50–60分の想定で、
「読む12→骨子8→清書25→見直し5」のルーチン化がしやすい。
家庭添削がしやすい
- 東京学参は“配点につながる要素”が明確。
- ふくしま式のチェック項目(主語述語・並列・反対意見)で短時間でも質の高い赤入れができる。
1週間ミックス例(30〜60分×3〜4本)
- 月:書きかた編 15分(言い換え・接続語)→トレ編 30分
- 木:トレ編 30分(骨子→清書)→ふくしま式 10分(言い換え練習)
- 土:総合編 60分(本番想定)→“資料→主張”対応表に線引き5分
- 朝学習:ふくしま式 5〜10分(語彙・型の口慣らし)
成果イメージ
- 文の分かりやすさ(書きかた編+ふくしま式)
- 主張の一貫性(ふくしま式の型)
- 根拠の具体性(東京学参の資料引用)
- 本番での再現性と持久力(トレ編+総合編)
この運用で「読み取り→骨子→表現」の三段階がそれぞれ強化され、**小石川の適性Ⅰ/Ⅱの“点になる答案”に直結します。
以上が、国語における作文力を強化するために選定した教材の一次レビューです。
作文は「才能」ではなく、
型を知り、書いて、直すという積み重ねで確実に伸ばせる分野だと、あらためて実感しました。
次回は、同じく国語の土台となる語彙力をどう強化していくかについて、
実際に取り組んだ教材や家庭での工夫を交えながらご紹介していきます。
次回予告
👉第7話ChatGPTと教材選び(国語・語彙/漢字編)https://koishikawa-juken.com/?p=178
このブログについて】
小5の息子・龍馬が、小石川中等教育学校のロケット部に憧れて受験を決意。
塾なし・ChatGPT活用で挑む我が家のリアルな記録を公開しています。
【2026年版】塾なし小石川チャレンジ “1年の計”──教科別戦略・学習計画・教材マップ


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