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👉 第8話ChatGPTと教材選び(社会編)https://koishikawa-juken.com/?p=188
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いよいよ、小学5年生の夏休みに突入しました。
受験を決意してから迎える最初の夏休み。
「小5の夏」と聞くと、中学受験に向けて一気にギアを上げる――そんなイメージを持っていましたが、実際はそう簡単にはいきませんでした。
計画そのものは、間違っていなかった
まず最初に書いておきたいのは、夏休み前に立てた計画自体は間違っていなかったということです。
全国模試の結果をもとに、
- 弱点はどこか
- これから武器になりそうな分野は何か
- 夏の間に最低限やるべきことは何か
を整理し、「やること一覧」に落とし込み、教科ごとに具体的な目標まで設定できていました。
計画としては、今振り返っても納得できる内容だったと思います。
親と子の「受験への温度差」
ただ一方で、「受験」というものに対する認識には、親子で大きなギャップがありました。
私自身は、中学受験にせよ高校受験にせよ、「受験は大変なもの」という前提があります。しかし、長男にはまだその実感がありません。
これまでスマイルゼミで1年先取り学習を続けてきたこともあり、学校の勉強で困った経験はほとんどありませんでした。そのため、長男にとっては小石川であっても、
「少しがんばれば届くところ」
という認識だったのだと思います。
前回の全国模試で思わぬ結果にショックを受けたあとも、
「少しがんばれば挽回できる」
その程度の受け止め方でした。
塾という環境に頼ることを考えたのも、実はこの「温度差」が理由のひとつです。ただ最終的には、本人が自分で気づき、自主的に「もっとがんばりたい」と思うまで待とうと決めました。
旅行スタートの夏休み
今年の夏休みは、7月19日(土)からスタート。
しかも、いきなりの3連休。
以前から予定していた家族旅行から始まったことも、計画通りに学習を進めるうえでは、正直なところハードルになりました。
YouTubeを「敵」ではなく「味方」にする工夫
長男も次男も、YouTubeが大好きです。
テレビアニメを見ることはほとんどなく、
テレビをつける = YouTube
という家庭環境です。
そこで私は、ChatGPTの力を借りて、教科ごとに教育系YouTubeチャンネルを洗い出すことにしました。
- 算数
- 国語
- 理科
- 社会
それぞれについて、「これは良い」と思ったチャンネルには、あらかじめチャンネル登録と高評価を入れておき、子どもたちのおすすめ欄に自然に表示されるよう“仕込む”という方法を取りました。
国語:重点課題は共有できていた
国語については、夏休みの重点課題が
- 語彙力
- 漢字
- 読解力
- 作文力
であることは、親子でしっかり共有できていました。
用意したテキストに加えて、朝日新聞の「天声人語」を季節ごとにまとめた本を使い、
- 音読
- 書き写し
にも取り組みました。
算数:「塾技」からの軌道修正
算数は、前半は『塾技』を中心に自主学習を進めていました。
ただ、『塾技』は難易度が非常に高い教材です。算数が好きで自信を持っていた長男も、徐々に「難しい」と感じる場面が増えてきました。
そこで再びChatGPTと相談し、Z会の教材を追加で導入。
この調整によって、算数は無理なく自走できる状態に戻りました。
(この点については、教材レビューの記事で改めて詳しく紹介します。)
理科:想定外だった“深い探究”
そして、この夏、最も深く取り組むことになったのが理科でした。
YouTubeの教育系チャンネルをきっかけに、
- アフリカの地球緑化活動家・ワンガリ・マータイ
- 地球温暖化
- その手段としての「光合成」
- 実現案
- 二酸化炭素排出権取引
と、テーマがどんどん広がっていきました。
結果的に、夏休みの自由研究としてまとめることになりましたが、当初想定していた「受験勉強をまんべんなく進める夏」とは違い、学習時間の多くをこの探究活動に費やす夏になりました。
計画通りではなかったけれど
夏休みの初めには「この夏の課題は国語力」と考えていたはずが、後半には、
- 地球緑化
- 温暖化防止
- 光合成
- 二酸化炭素排出権
といったテーマが、家族の会話の中心になっていました。
植物分野は小学校理科の範囲ですが、「光合成」は中学1年生の内容です。小石川の出題範囲外でもあります。
それでも、目を輝かせて実験や調査に没頭する長男と次男の姿を見て、
「漢字と熟語の勉強をやりなさい」
と止める気にはなれませんでした。
結果として、計画通りとは言えない、力点のずれた夏休みになりました。
ただ、本人たちは大きな充実感を感じていたようです。
この経験が、いつか必ず学びへの原動力になる――そう信じて、この夏を肯定することにしました。
計画通りに進まなかった――
それが、この小5の夏休みを一言で表すなら、正直なところです。
けれど、振り返ってみると
「計画を守ること」以上に大切なものが、確かにありました。
自分で興味を持ち、調べ、考え、試し、語る。
その過程に夢中になる経験は、テストの点数では測れない学びだったと思います。
この夏で、すべてが整ったわけではありません。
むしろ、課題はまだはっきりと残っています。
ただ一つ言えるのは、「学ぶことそのものへのエネルギー」は確実に蓄えられたということです。
次回は、この夏休みを終えてさらに習い事や英検対応など
現実と向き合いながら生じた変化について書いていきます。
次回予告
👉第10話夏休みが終わって現実が始まるhttps://koishikawa-juken.com/?p=207
このブログについて】
小5の息子・龍馬が、小石川中等教育学校のロケット部に憧れて受験を決意。
塾なし・ChatGPT活用で挑む我が家のリアルな記録を公開しています。
【2026年版】塾なし小石川チャレンジ “1年の計”──教科別戦略・学習計画・教材マップ


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