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いま小学生や中学生として毎日ランドセルを背負っている子どもたちは、
10〜20年後、どんな世界で働くことになるのでしょうか。
私たち親世代が「いい大学に入り、大企業に就職すれば安定」と信じてきた時代と、
これからの時代は、もう同じルールでは語れない――私はそう感じています。
人工知能(AI)の進化は、ここ数年だけを見ても驚くほどのスピードです。
仕事の現場でも、AIは「一部の人が使う特殊ツール」ではなく、
**誰もが当たり前に使う“標準装備”**へと変わりつつあります。
この記事では、
元・採用担当者として、そして二児の父として、
私が感じているリアルな危機感と、
子どもたちに身につけてほしい未来の武器をまとめます。
子どもたちが生きる「10〜20年後」はどんな世界か
いま小学5年の子どもたちが社会に出るのは、おおよそ2035〜2040年ごろ。
その頃の社会は、私たち親世代が経験してきた社会と、かなり違う姿になっているはずです。
さらに2045〜2050年ごろには、「技術的特異点(シンギュラリティ)」のような転換点が来ると予測する研究者もいます。
もちろん未来の正確な時期は誰にも分かりません。
ただ、「AIの能力が今とは比べ物にならないほど上がり、社会の前提が変わる可能性が高い」ことだけは、現場にいると強く実感します。
私のイメージで言えば、AIは――
- ドラえもんのように何でも相談できる存在であり
- 名探偵コナンのように難問を整理し
- ときには諸葛孔明のように戦略を立ててくれる
そんな**“AIパートナー”**が、仕事にも生活にも溶け込んでいく未来です。
歴史を振り返ると、現代の便利さは、わずかな天才たちの発明や洞察から生まれてきました。
もし、その天才たちを超える知性が、世界中の人のそばに「複数」いる時代が来たら――
人類が長年解けなかった課題にも、解決の道筋が見え始めるかもしれません。
(宇宙開発や防災、医療、エネルギーなど、これまでSFに近かったテーマが、現実の“研究・開発”として加速する可能性は十分あると感じます。)
AIは「道具」から「相棒」へ
――仕事のプロセスに当たり前に組み込まれる
今は文章作成や画像生成が中心ですが、
10〜20年後には、仕事の多くのプロセスにAIが“標準搭載”されている可能性があります。
たとえば──
- 会議のファシリテーションや議事録作成
- 一人ひとりに最適化された学習プランの提案
- 法律・医療・経営など専門分野の「第2意見」を即座に提示
- 市場調査・資料作成・仮説検証の高速化
これまで「人間が時間をかけてやってきたこと」を、
AIが数秒〜数分でこなす時代。
そこで価値を生むのは、私は結局ここだと思っています。
AIに何をさせるかを考える力(=問いを立てる力)
「いい大学→いい会社」というレールが危うくなる理由
「いい高校に入り、いい大学へ行き、いい会社に入るのよ!」
私が小学校高学年だった頃、
大人の会話やテレビから何度も耳にした言葉です。
それから数十年。時代は令和。
長男の成長とともに中学受験の話を聞くようになると、
周りの大人から出てくる言葉は、当時とあまり変わっていませんでした。
「いい高校に入り、いい大学に行き、いい会社に入るのが勝ち組」
正直、愕然としました。
日本の学校教育は、歴史的に「近代国家づくり」の文脈の中で、
読み書き計算を広く行き渡らせ、産業社会を支える仕組みとして機能してきた面があります。
その結果、
- 仕事が細分化され
- 指示されたことを正確にこなす力が重視され
- 人は会社の歯車として評価されやすい
そんな構造が長く続いてきました。
しかし、高性能なAIやロボットの登場は、この前提を大きく揺さぶります。
「決められたことを、速く・正確に・24時間こなす」なら、AIのほうが圧倒的に得意だからです。
では、人間にしかできないことは何か
私は、ここに集約されると思っています。
- 「そもそも、これでいいのか?」と疑問を持つ
- 「もっと良くするには?」と工夫を考える
- 志や目標を立て、仲間と協力して実行する
AIが当たり前の社会では、
与えられたレールをただ進む人ではなく、
自分で問いを立て、計画し、動く人に価値が生まれます。
そして、その力は小学生の今から少しずつ育てられる。
私はそう信じています。
採用担当として見た「学歴の限界」と「欲しい人材」
今から20年前、私は約200人規模の会社に役員として転職し、
管理部門担当として新卒・中途・海外人材の採用を任されていました。
当時から現場が口をそろえて言っていたのは、これです。
「学歴より、ちゃんとコミュニケーションが取れて、意欲の高い人を採ってほしい」
職場のトラブルの多くは、専門知識よりも
「伝え方・受け取り方」のすれ違いから起きます。
印象的な出来事があります。
履歴書に「東京大学法学部卒」と書かれた応募者が来たとき、社内は一瞬ざわつきました。
しかし面接してみると、こちらの質問にうまく応じられず会話が噛み合わない。
現場で一緒に働く姿がどうしてもイメージできず、不採用にせざるを得ませんでした。
このとき私は、
学歴だけでは勝てない時代に、すでに入っていると強く感じました。
そして今、AIやテクノロジーの進化によって、企業が本当に欲しがっているのは
「良い大学を出た優等生」ではなく、
- 自分で考えて動ける
- 失敗を恐れず挑戦できる
- 新しい価値を生み出せる
そんな尖った人材だと感じています。
極端に言えば、
「東大です」よりも、
「高校・大学の間に5回起業して4回失敗した。でも1回はかなり伸びた」
という人のほうが魅力的――そんな空気は確実に強まっています。
AI時代を生きる子どもたちに必要な「7つの力」
いま時代をつくっている起業家たちを見ていて、
共通していると感じる力は次の7つです。
- 思考力(自分で問いを立てる力)
- 分析力(情報を整理し、仮説を立てる力)
- 交渉力(人と協力し、利害を調整する力)
- 伝える力(文章・発信・プレゼンで人を動かす力)
- 技術力(AIやITツールを道具として使いこなす力)
- 金融知識(お金の流れを理解し、投資や事業を考える力)
- 実行力(小さく試し、失敗から学び続ける力)
一見「起業家の力」に見えますが、
AI全盛の社会では、これはそのまま“生存スキル”になると思っています。
そして、日本の学校教育では扱われにくいのが 金融知識。
「民主主義」は習っても、「資本主義で生きる方法」はあまり教わらない。
だからこそ、学校で扱われないテーマを自分で学ぶ姿勢そのものが重要になります。
だからこそ、今あえて「中学受験だけ」にすべてをかけない
ここまで書いたように、
- AIが仕事や生活の中に入り込む未来
- 学歴より「自分で問いを立て、動ける人」が求められる社会
- 7つの力(思考・分析・交渉・発信・技術・金融・実行)が重要になる時代
この流れを考えると、
「いい大学→いい会社」という一本のレールだけに人生を預けるのは、
リスクが高いと感じています。
もちろん、学力を伸ばすこと自体を否定しているわけではありません。
基礎学力や論理的に考える力は、これからも大切です。
ただ、「学歴さえ取れれば何とかなる」という発想からは、
そろそろ卒業したほうがいいのではないか――それが正直な気持ちです。
今回の小石川受験も、
長男の「小石川に行きたい」という気持ちを尊重し、全力で応援したいという思いが出発点です。
同時にこれは、
- 親子でAIと対話しながら
- 自分で目標を立て
- 計画し
- 実行する力を身につける
ための “プロジェクト” でもあります。
「受験にすべてをかける」のではなく、
受験を通して、AI時代を生きる土台を一緒に育てていきたい。
だからこそ我が家は、
「中学受験そのもの」よりも、
その過程で身につく 考え方・習慣・経験 を大事にしながら、小石川チャレンジを続けていこうと思っています。
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👉 第1話ロケット部に入りたい(小石川中等教育学校をめざすきっかけ)
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👉 2026年初頭 1年の計はこちら https://koishikawa-juken.com/?p=288


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