学歴よりも“体力と経験”が人生を強くする:父が息子に伝えたいこと

子どもが将来必要な知識・能力

前回の記事はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=29
👉 中学受験に否定的だった父が、小石川受験を決意するまでの本当の理由

👉 シリーズ目次はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=627

学歴があれば将来は安泰──
そんな価値観が、今でも社会のどこかに根強く残っています。

しかし私は、自分自身の経験から
**「学歴よりも大切なものがある」**と強く感じるようになりました。

スポーツ推薦で大学へ進学し、
その後、世界第2位まで躍進したメーカーで働いた経験の中で、
社会に出てから本当に役に立った力は、
必ずしも「学歴」ではなかったからです。

だからこそ、息子には
**「体力」「経験」「人間力」**を何より大切にしてほしい。
今日は、その想いと背景を丁寧に言語化してみたいと思います。


学歴はそんなに大切か?

「学歴さえあれば将来は安泰」
小さい頃から、何度も耳にしてきた言葉です。

もちろん、学歴がまったく無意味だと言うつもりはありません。
社会に出る際の“最初のドアをノックする鍵”として
機能する場面があるのも事実です。

ただ、私自身の経験から言えば、
「学歴が人生を守ってくれる」わけではなかった
という実感のほうが圧倒的に強いのです。

学力ではなく、体を使ってきた学生時代

私は受験勉強ではなく、
高校で出会ったアメリカンフットボールに人生を賭けてきました。

大学へも学力試験ではなく、スポーツ推薦で進学。
卒業後は、社会人アメリカンフットボールチームを持つ企業に就職し、
仕事と競技を両立する日々を送りました。

その会社は、当時世界第2位まで成長したコンピューターメーカーで、
私は15年間在籍し、そのうち約5年間は
社会人アメフト選手としてプレーを続けていました。

社会に出て求められたのは「学び続ける力」

社会人になって痛感したのは、
常に新しいことを学び続けなければならない世界だということです。

私が担当していたのは、コンピューターや通信分野。
技術の進化は日進月歩で、
高校や大学で学んだ知識だけでは到底追いつきません。

  • 新しい技術
  • 新しい製品
  • 新しい業界の動き

それらに自ら飛び込み、キャッチアップしていく力。
つまり、変化に柔軟に対応し続ける力こそが
仕事の土台でした。

知識よりも先に問われた「体力とスピード」

もう一つ、強く求められたのがスピードです。

  • お客様への提案
  • 質問への即時対応
  • トラブル発生時の対処

夕方に起きた問題に対し、
「翌朝までに解決策を出してください」
と言われることも珍しくありませんでした。

今振り返ると、かなりハードな働き方だったかもしれません。
それでも現場では、
まず体力がなければ、スタートラインにも立てない
という現実がありました。

評価を決めたのは「大学名」ではなかった
そうした環境の中で実感したのは、
次のようなことです。

  • 仕事を任されるか
  • 周囲から信頼されるか
  • ピンチのときに声をかけてもらえるか

これらを決めていたのは、
出身大学の名前ではなく、現場での実力と人間性でした。

学歴は、スタートラインに立つときの「ラベル」にはなります。
しかし、走り始めてしまえば、
そのラベルは驚くほど早く剥がれていきます。

最後に残るのは、
体力・経験・人間力
それらこそが、長い人生を支える本当の土台だと感じるようになりました。


経験が、あとから人生を支えてくれる

スポーツに本気で打ち込んだ学生時代。
そこで得たのは、勝ち負け以上に、

  • きつい練習に耐える体力と忍耐力
  • 負けたあとに立ち上がるメンタルのしなやかさ
  • 人と向き合い、協力する力

でした。

社会に出てからも、これらは何度も私を助けてくれました。

  • 徹夜が続く大きなプロジェクト
  • 何度も失敗した企画の立て直し
  • 人とぶつかりながらも前に進む場面

必要だったのは、
「模試で何点取れたか」ではなく、
しんどい状況でももう一歩踏み出す力でした。

今の子どもたちに、経験を

だからこそ今、
子どもたちにはテストの点数だけでは測れない
**「経験」**を意識的に増やしてあげたいと感じています。

  • 試合で負けて悔しい思いをする
  • 発表会で緊張しながら舞台に立つ
  • 英語が通じず落ち込み、それでももう一度話してみる

こうした一つひとつの経験が、
いつか必ず、
「あのときの自分を支えていた」
と思える日につながります。


息子に伝えたいメッセージ

だから私は、息子にこう伝えたい。

「点数や偏差値だけじゃなくて、
自分の体を動かし、続けてきたことを大事にしてほしい」

サッカー、ピアノ、英語。
一見すると「受験勉強の時間が減る」ように見えるかもしれません。

でも私は、
切り捨てるのではなく、両立させることにこそ意味があると思っています。

  • 約束した時間にきちんと行く
  • うまくいかなくても続ける
  • その中で工夫を見つける

こうした力は、AI時代のこれからの社会でも
間違いなく価値を持ち続ける力です。

AI時代に残る「人の力」

知識そのものは、
これからAIがいくらでも教えてくれる時代になります。

そのとき問われるのは、

  • その知識をどう使うのか
  • 自分は何を成し遂げたいのか
  • どんな行動を積み重ねられるのか

という、人としての「軸」です。

息子には、
学歴のためだけに今を削るのではなく、
体力・経験・人間力を育てながら、
自分の道を切り拓いていってほしい。

このブログは、その過程を親子で記録していく
**「成長日記」**のようなものだと考えています。

このブログについて

小5の息子が、
小石川中等教育学校のロケット部に憧れ、受験を決意。

塾なし・ChatGPT活用で挑む、
我が家のリアルな記録を公開しています。

👉 次回はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=48「習い事はやめない」

👉 2026年初頭 1年の計はこちら https://koishikawa-juken.com/?p=288

📚 関連:教材レビュー

コメント

タイトルとURLをコピーしました