第10話|夏休みが終わって現実が始まる。習い事と受験、その両立の壁

親子日記

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👉 第9話計画通りにいかなかった小5夏https://koishikawa-juken.com/?p=202

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夏休みが終わると、いよいよ「受験モードに切り替えなければ」という空気が漂い始めます。
小石川受験を意識し始めて迎える、最初の秋。
親としては、「ここから一気にギアを上げたい」と思っていました。

しかし、現実は想像以上に“受験どころではない”日々でした。


夏休み明け、いきなり始まった「9月の現実」

長い夏休みが終わり、学校が再開。
生活リズムを戻すだけでも一苦労です。

夏休み中は比較的自由に時間を使えましたが、
9月に入ると、

  • 学校
  • 習い事
  • 家庭学習

これらを同時に回していく必要があります。

親としては
「夏の計画通りに進まなかった分、9月からは取り戻したい」
という思いがありました。

ですが、その気持ちはすぐに現実に押し戻されます。


ピアノ発表会という“本番”がやってきた

9月中旬には、音楽教室のピアノ発表会が控えていました。

しかも今回は、現在の本人の技術レベルよりも少し背伸びをした楽曲への挑戦でした。
選んだのは、大好きな Mrs. GREEN APPLE の「青と夏」 のピアノソロ版です。

難易度もそれなりに高く、
一通り弾けるようになるだけでも、かなり苦戦していました。
そこに加えて、発表会という「人前で演奏する場」で
“聞かせる演奏”に仕上げるための、さらなる弾き込みが必要になります。

それでも本人は、目標に向けて真剣に取り組んでいました。

ここで改めて思いました。

私たちは、
「受験を理由に習い事をやめない」
という選択をしている。

それは最初から分かっていたことです。

だからこそ、

  • 勉強時間が削られる
  • 思ったほど受験対策が進まない

という状況も、ある意味では想定内でした。

それでも、
「今は勉強を優先した方がいいのでは?」
という迷いが、頭をよぎらなかったわけではありません。

さらに10月5日の英検4級が重なる

9月中旬にピアノ発表会が終わると、
すぐ次に控えていたのが 英検4級 でした。

実は、8月末の時点でスマイルゼミの事前判定テストを受けたところ、
結果は まさかのD判定

昨年、英検5級を受験した際はB判定で、そのまま合格していただけに、
今回は正直、
「これは厳しいかもしれないな」
という空気が、親の中にも漂っていました。

それでも、長男は
「受ける」と決めていました。

結果がどうなるかは分からない。
それでも挑戦する。

その姿勢そのものは、大切にしたい。
親として、そう感じました。

そこで、昨年使用していた教材と同じシリーズの
『中学生のための 英検4級 合格レッスン』 を購入し、
そこからは毎日、英語の学習に取り組む日々が始まりました。


焦る親の気持ちと、腹をくくった瞬間

正直に言うと、9月は親としてかなり焦っていました。

  • 他の受験生はもっと勉強しているのではないか
  • このペースで本当に間に合うのか
  • 今は我慢の時期だと割り切るべきなのか

頭の中では、そんな考えがぐるぐる回ります。

ただ、ある時ふと思いました。

私たちは最初から、
「習い事との両立」を選んでいる。

それなら、

  • 忙しくなることも
  • 思うように勉強時間が取れないことも
  • 周りと比べて不安になることも

すべて含めて、引き受けるしかない。

ここでブレてしまうと、
後悔するのはきっと親の方だと思いました。

そう考えたとき、ようやく腹をくくることができました。

この9月に、実は得ていたもの

振り返ってみると、9月は勉強量こそ多くありませんでしたが、
別の意味で、とても大切なものを得ていた月だったように思います。

まず一つ目は、
夏休みの自由研究としてまとめた
「地球温暖化対策」をテーマにしたスライド発表です。

この発表では、地球温暖化対策について、以下の内容をプレゼン資料にまとめ、
クラスの前で発表しました。

夏休み自由研究:発表内容の概要

① アフリカ(ケニア)の緑化活動家 ワンガリ・マータイの紹介

  • ワンガリ・マータイの生涯
  • グリーンベルト運動とは何か
  • 日本とのつながり

② 具体的な対策としての「光合成」の可能性

  • 光合成の仕組み
  • 実験にあたっての準備
  • 実験結果の記録と考察

③ 光合成を行う場所の提案

  • 小学校の屋上プール(オフシーズン11か月の活用)
  • 25メートルプールで得られる酸素量の試算
  • 候補となった植物の比較

④ コストを補う方法としての二酸化炭素排出権の活用

  • 二酸化炭素排出権取引の全体像
  • 小学校プールでの光合成が認定される条件
  • 認定のために必要な取り組み

この一連の発表をやり切ったことで、
本人は 大きな達成感 を得たようでした。

次に、ピアノの発表会です。

難易度の高いテーマ曲を何度も練習し、
本番という緊張感のある場で、最後まで弾き切ることができたこと。
これも、本人にとっては間違いなく 大きな成功体験 だったと思います。

さらに、同じ音楽教室に通うお友達が、
今回の発表会で見事に弾いた ショパンのワルツ を聴き、
「来年は自分もショパンに挑戦したい」と語っていた姿を見て、
親としても、良い成長を感じることができました。

そしてもう一つ。
8月後半に D判定 となってから、なかなか十分な時間が取れなかった
英検4級対策 です。

それでも、9月後半に入ってから本格的に取り組んだ
限られた時間での集中した努力が、
後日、嬉しい結果 をもたらすことになります。


こうして振り返ると、
「小石川受験」という観点では、確かに9月は停滞していたようにも見えます。

しかしその一方で、

  • 忙しい中でも、やるべきことを やり切る経験
  • 発表会や検定といった 本番を乗り越える経験
  • 限られた時間で集中する感覚
  • 「受験以外の軸」を持っていることから生まれる 安心感

こうした力は、
すぐに点数として表れるものではありません。

けれど、あとから必ず効いてくる
確かな土台 だと、今は感じています。


まとめ|9月は「積み上げる前の調整期間」

9月は、受験勉強を一気に進める時期ではありませんでした。

むしろ、

  • 夏の成果を発表につなげる
  • 習い事と両立しながら
  • 親が覚悟を決める

そんな「調整の月」だったのだと思います。

そして、この慌ただしい9月の中で、
もう一つ大きな出来事がありました。

それが、
長男と一緒に初めて訪れた「小石川中等教育学校」 です。

次回は、
小石川創作展で見たもの・感じたこと を書いていきます。

次回予告

👉第11話小石川創作展への訪問https://koishikawa-juken.com/?p=214

このブログについて】
小5の息子・龍馬が、小石川中等教育学校のロケット部に憧れて受験を決意。
塾なし・ChatGPT活用で挑む我が家のリアルな記録を公開しています。

【2026年版】塾なし小石川チャレンジ “1年の計”──教科別戦略・学習計画・教材マップ

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