第17話 ChatGPTと一緒に計画内容の見直し

ChatGPT勉強法

前回の記事はこちら
👉 第16話 発熱でも発熱でも勉強はできる?https://koishikawa-juken.com/?p=646

👉 シリーズ目次はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=627

高熱をきっかけに、学習計画を“全部見直した”話

――GPTと一緒に整理した、教科別・優先順位の考え方

第16話では、インフルエンザが疑われる高熱により、
「一次学習を一度止める」という判断をしました。

もっとも、完全に止めたわけではありません。
ChatGPTを使い、負荷を抑えた形で学習を“緩やかに継続”することはできました。

ただ、この出来事をきっかけに、
そもそも今の学習計画は、本当に“点に直結する順番”になっているのか?
という疑問が生まれました。

小石川中等教育学校が求めているのは、
単なる知識量ではなく、適性検査で測られる力です。

そこで今回は、
現在進めている学習内容を、GPTと一緒に
**「教科別に優先順位付けする」**ことにしました。

    1. 高熱をきっかけに、学習計画を“全部見直した”話
  1. まずは社会から
    1. 日本史の優先度は、本当に下げていいのか?
    2. 結論
  2. なぜ「日本史が薄く見える」のか
  3. ただし「SSHだから社会を捨てていい」は危険
  4. 小石川仕様・社会の優先順位
    1. 優先度:高(点に直結)
    2. 優先度:中(暗記より理解)
    3. 優先度を下げてよい
  5. 次は理科
    1. 小学校理科は、全部くまなく必要?
  6. 理科の優先順位整理
    1. A:最優先
    2. B:中優先(薄く広く)
    3. C:優先度を下げてよい
  7. 続いて算数
    1. 難関私立向けの算数は必要か?
    2. 優先度を下げてよい算数
  8. ① 超技巧的な計算 ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
  9. 例1:分数・小数の“職人芸”計算12.5+13.75−17.5\frac{1}{2.5} + \frac{1}{3.75} – \frac{1}{7.5}2.51​+3.751​−7.51​
    1. ✅ 小石川で必要な計算のライン
  10. ② 数の性質の難問(職人芸) ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
  11. 例1:余り・倍数の“合同式寄り”問題
  12. 例2:整数条件ゴリゴリ問題3x+5y=13x + 5y = 13x+5y=1
    1. ✅ 小石川で必要な数の性質
  13. ③ 図形の定理ゴリ押し難問 ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
    2. 優先度を下げてはいけない算数
  14. 最後に国語
    1. 国語は全部大事?それとも順番がある?
    2. A:最優先
    3. B:重要
    4. C:優先度を下げられる
  15. ① 漢字の難問暗記 ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
    2. ✅ 小石川で“落とせない”漢字ライン
  16. ② 文法の細かい分類 ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
    2. ✅ 小石川で必要な文法の最低ライン
  17. ③ 文学史知識 ← 例えば?
    1. 🔻 優先度を下げてよい具体例
    2. ✅ 小石川で必要な文学的力
  18. まとめ:C領域の正体
  19. 判断に使える魔法の質問
  20. 第17話のまとめ
  21. 最後に(読者の方へ)
    1. 次回予告
    2. ▶ 関連リンク

まずは社会から

日本史の優先度は、本当に下げていいのか?

令和5〜7年の適性検査、
さらに『都立小石川中等教育学校 2024年度版・10年分』を見返してみると、
小学校社会、とくに日本史の直接的な出題がほとんど見当たりません

(見落としているだけかもしれませんが…)

小石川はSSH(スーパーサイエンススクール)を掲げています。
その点を考えると、日本史の暗記は少し優先度を下げてもよいのでは?
という疑問が浮かびました。

結論

日本史の「暗記」の優先度は下げてOK。
ただし、社会そのものを下げるのは危険。

この判断は、概ね正しいと整理できました。

なぜ「日本史が薄く見える」のか

小石川の適性検査は、
いわゆる私立中学受験のような
「年号・人物・用語を答えさせる」形式ではありません。

中心にあるのは、

  • 資料(グラフ・表・文章)を読み取る
  • 情報をもとに考える
  • 根拠を示して表現する

という力です。

実際、令和7年度の出題方針でも、
適性Ⅱは「資料読解 → 思考判断 → 表現」が明示されています。

社会分野でも、
日本史の人物ではなく、
ごみ排出量の長期推移や社会の変化といった
「資料で読む社会」が主題になっています。

ただし「SSHだから社会を捨てていい」は危険

小石川はSSHを掲げていますが、
同時に「小石川教養主義」を公式に打ち出しています。

文理を分けず、
すべての教科を総合的に学ぶことが前提です。

また、都立中の選抜では
適性検査だけでなく、報告書(学校成績)も点数化されます。

社会を極端に落とすのは、
試験面でも実務面でもリスクがあります。


小石川仕様・社会の優先順位

優先度:高(点に直結)

  • 資料読み(グラフ・表・地図・統計)
  • 地理(地域差、産業、人口、環境、災害)
  • 公民(税、予算、ルール、合意形成)

優先度:中(暗記より理解)

  • 日本史の通史の骨格
  • 「なぜ変わったか」を説明できる理解
  • 生活・技術・人口・環境の変化を資料と結びつける

優先度を下げてよい

  • 日本史の細かい用語暗記
  • 一問一答の深掘り

👉 日本史は「薄く長く」。社会の資料読解は下げない。


次は理科

小学校理科は、全部くまなく必要?

結論から言うと、

理科を「全範囲・細部まで暗記」する必要はありません。
ただし、主要単元の枠組み+実験・資料読解は全範囲必須です。

小石川は「理科の知識テスト」ではありません。

毎年の適性Ⅱ・Ⅲでは、

  • 観察・実験結果を読み
  • 条件を整理し
  • 考察を文章で説明する

力が問われています。


理科の優先順位整理

A:最優先

  • 実験・観察の作法
    (変えるもの/測るもの/そろえるもの)
  • データ読解(表・グラフ)
  • 頻出題材
    光・熱・音・電気
    生物と環境
    水・空気・状態変化

B:中優先(薄く広く)

  • 天体(昼夜・月)
  • 地学(地震・火山・流水)
  • 人体(しくみの大枠)

C:優先度を下げてよい

  • 星座名・鉱物名の大量暗記
  • 生物・人体の細かい分類暗記

👉 知識の網羅より、「説明できる理科」を最優先。


続いて算数

難関私立向けの算数は必要か?

小石川目線では、
**難解な計算テクより「条件整理・関係づけ・説明」**が重要です。

優先度を下げてよい算数

  • 超技巧的な計算
  • 数の性質の難問(職人芸)
  • 図形の定理ゴリ押し難問

① 超技巧的な計算 ← 例えば?

🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:分数・小数の“職人芸”計算12.5+13.75−17.5\frac{1}{2.5} + \frac{1}{3.75} – \frac{1}{7.5}2.51​+3.751​−7.51​

を分母を全部そろえて
一気に暗算テクで処理する系

👉 私立難関校では評価されますが、
👉 小石川では「何を比べたいのか」が見えない計算になりがち。


例2:途中式が異様に長くなる計算勝負

  • 分数×分数×分数×分数
  • 途中で約分ポイントを見抜かないと詰むタイプ

👉 小石川では

  • 計算過程の美しさ
  • 処理スピード

直接点になりにくい


例3:暗記前提のショートカット

  • 「この形が出たらこう変形」
  • 「この数字が来たら即これ」

👉 初見で再現できない
👉 説明不能
→ 適性検査と相性が悪い


✅ 小石川で必要な計算のライン

  • 四則計算は正確に
  • 分数・小数の基本変換は即できる
  • でも
    「計算で圧倒する」必要はない

② 数の性質の難問(職人芸) ← 例えば?

ここ、誤解されやすいですが
数の性質そのものは重要です。
ただし「深さ」が違います。


🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:余り・倍数の“合同式寄り”問題

「ある数を7で割ると3余り、
11で割ると5余る。
この数の最小値を求めよ」

👉 これは

  • 条件処理が重い
  • 式の整理が主
    👉 説明文に落としにくい

例2:整数条件ゴリゴリ問題3x+5y=13x + 5y = 13x+5y=1

を自然数条件で解け、など
ディオファントス方程式的なもの

👉 私立算数では王道
👉 小石川では
「そこまでの整数操作」を要求しない


例3:「規則性」に見せかけた受験算数職人芸

  • 規則はあるが
  • 表を書かず
  • 式変形とひらめきで解かせる問題

👉 小石川は
**「表にして説明する力」**を見たい
→ ブラックボックス解法は評価されにくい


✅ 小石川で必要な数の性質

  • 約数・倍数の意味
  • 余りの考え方
  • 規則を「言葉で説明」できる

👉 難問の深追いは不要


③ 図形の定理ゴリ押し難問 ← 例えば?

ここはかなり明確に線を引けます。


🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:円の角度追い地獄

  • 補助線を3本以上引く
  • 「この角=この角」に気づかないと詰む

優先度を下げてはいけない算数

  • 割合・比・速さ
  • 場合の数・規則性
  • 面積・体積・グラフ・文章題

👉 「説明できる標準〜応用」までが最重要。


最後に国語

国語は全部大事?それとも順番がある?

結論は明確です。

最重要は
「説明文(論理)×資料統合×根拠付き記述」。

A:最優先

  • 説明文・論説文の論理読解
  • 複数資料の統合
  • 短記述(結論→根拠→言い換え)

B:重要

  • 要約
  • 語彙(抽象語・言い換え)
  • 作文(型を使って安定)

C:優先度を下げられる

  • 漢字の難問暗記
  • 文法の細かい分類
  • 文学史知識

国語:C「優先度を下げられる」具体例

① 漢字の難問暗記 ← 例えば?

🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:意味も使い道も限定的な難漢字

  • 顰蹙(ひんしゅく)
  • 蹂躙(じゅうりん)
  • 慇懃(いんぎん)
  • 斟酌(しんしゃく)

👉

  • 出れば難しい
  • でも 適性検査では「知らなくても文脈で処理できる」
  • 正答しても得点差がつきにくい

例2:四字熟語の“難問コレクション”

  • 揣摩臆測
  • 会者定離
  • 一衣帯水(※意味まで厳密に、など)

👉 私立国語では出やすい
👉 小石川では
「知っているかどうか」で選別する出題はしにくい

例3:書けなくても減点されにくい漢字

  • 読めればOKだが
  • 書かせると事故りやすいもの

👉 適性検査Ⅰは
記述中心で、漢字単体の配点が低い
→ 難字で時間を使うのは非効率


✅ 小石川で“落とせない”漢字ライン

  • 6年配当の基本漢字
  • 同音異義語の使い分け(制度/精度 など)
  • 文脈理解に直結する語

👉 「知らないと読めない」漢字だけ死守

② 文法の細かい分類 ← 例えば?

🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:品詞の詳細分類を暗記する系

  • 自立語/付属語
  • 活用語/非活用語
  • 形容動詞の活用形をすべて言える

👉

  • 中学文法の入口としては大事
  • でも 適性検査では直接点にならない

例2:「これは何語?」クイズ

  • 「しかし」は接続詞?
  • 「そして」は?
  • 「〜らしい」は助動詞?

👉 問われるとしても
名称ではなく“働き”
→ ラベル暗記は優先度低

例3:文法用語で殴る問題

  • 連体修飾語がどこか
  • 補語・述語の分類

👉 小石川は
**「文章が正しく読めているか」**を見たい
→ 用語知識そのものは目的ではない


✅ 小石川で必要な文法の最低ライン

  • 主語と述語が対応しているか
  • 係り受けが破綻していないか
  • 指示語が何を指すか

👉 “理解のための文法”だけで十分

③ 文学史知識 ← 例えば?

🔻 優先度を下げてよい具体例

例1:作者と作品の丸暗記

  • 夏目漱石=『坊っちゃん』
  • 宮沢賢治=『銀河鉄道の夜』
  • 森鴎外=『高瀬舟』

👉 中学受験国語では王道
👉 適性検査ではほぼ出ない


例2:時代・流派の暗記

  • 明治文学・大正文学
  • 自然主義・ロマン主義

👉 知識としては教養
👉 でも
「知っている前提」での設問は作りにくい

例3:作者の人物像・背景知識

  • この作家はこういう思想
  • この時代背景が〜

👉 小石川は
文章内で完結する読解を重視
→ 外知識は使わせない構造になりやすい


✅ 小石川で必要な文学的力

  • 登場人物の心情変化
  • 表現(比喩・言い換え)の理解
  • 文中の言葉だけで解釈する力

👉 作者を知らなくても解ける力が本命

まとめ:C領域の正体

分野下げてよい理由
漢字難問知識差を作りにくい
文法暗記名称より理解が目的
文学史外知識を使わせない試験設計

判断に使える魔法の質問

「それを知らないと、本文が読めないか?」

  • YES → A or B
  • NO → C(深追い不要)


第17話のまとめ

高熱という予想外の出来事がきっかけでしたが、
結果として、

「全部やる」から
「点に直結する順番でやる」

という視点に切り替えることができました。

最後に(読者の方へ)

同じように、塾なしで試行錯誤しているご家庭の参考になれば嬉しいです。
これからも、親子で楽しみながら続けていきます。


次回予告

👉第17話 ChatGPTと一緒に計画内容の見直し

次回は、
実際に使っているテキストのチャプター別に、どこを優先し、どこを後回しにしたか
を具体的に整理していく予定です。

▶ 関連リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました