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英検4級当日、そして「奇跡の合格」
10月上旬、英検4級の試験日を迎えました。
昨年の同じ時期に英検5級を受験したときのことを、今でもよく覚えています。
そのときは、受験する長男本人は緊張していたものの、親である私はどこか楽観的でした。
試験の1か月前に受けたスマイルゼミの事前判定がB判定だったことが、大きな理由です。
「もちろん試験だから何があるかは分からない」
そう思いながらも、合否の見立ては五分五分、もしくはそれ以上という感覚でした。
結果は、無事合格。
試験会場へ向かうときの心配そうな表情とは打って変わり、帰り道では自信に満ちた表情を見せていた長男の姿が、今でも印象に残っています。
今年は、正直「厳しい」と思っていた
一方で、今年の英検4級については、親として正直「難しいだろう」と思っていました。
理由はいくつもあります。
- 8月末に受けたスマイルゼミの事前判定はD判定
- 英検4級は、5級と比べて一気に難易度が上がる
- 直前1か月の前半は、ピアノの発表会の練習で手一杯だった
(昨年は9月の発表会に参加していなかった)
昨年と比べて、どう考えてもネガティブな要素の方が多い状況でした。
試験当日の往路でも、長男は
「難しいのは分かっているけど、挑戦してくる」
そう言って会場へ向かいました。
ところが、帰り道。
長男の口から出た言葉は、予想外のものでした。
「もしかしたら、いけた(合格)かもしれない」
本人なりに、手応えを感じていたようです。
それから2〜3週間後。
自宅に届いた封筒を開けると、そこには**「合格」**の文字がありました。
8月末のD判定から、実質半月ほどで合格圏内へ滑り込んだ、まさに奇跡の合格。
この成功体験は、小石川を目指す親子にとって、非常に大きな自信となりました。
学芸会のオーディションで起きた、もう一つの変化
そしてこの時期、学校では11月に行われる学芸会に向けた劇のオーディションが行われていました。
そこで、長男はなんと
「主役になりたい」
と立候補したのです。
これは、これまでの長男からすると、考えられない行動でした。
主役に立候補した長男は、
長短さまざまな大量のセリフを覚え、真剣にオーディションに臨みました。
結果として主役には選ばれませんでしたが、
準主役を任されることになりました。
これまでの長男と、明らかに違っていたこと
これまでの長男は、学校行事やイベントに対して、どこか一歩引いた、クールなスタンスを取るタイプでした。
PTA会長として私がさまざまな行事を主催する中でも、
「まあ、仕方ないから協力する」
といった距離感で関わることが多かったように思います。
歴代の担任の先生からも、個人面談ではよく
- 「少し一歩引いて全体を見ていますね」
- 「クールなところがありますね」
といったコメントをいただいていました。
たしかに、入学してからこれまでの授業参観日を振り返ってみても、
自分から手を挙げて発言する姿を見たことはほとんどありません。
自分から積極的に手を挙げるより、
「他にやる人がいなければ、自分がカバーすればいい」
そんなタイプだったのだと思います。
小石川受験をきっかけに、少しずつ変わり始めた姿
しかし、小石川への受験を決意してから、長男の中で少しずつ変化が起きていました。
- 夏休みの自由研究に没頭する姿
- その成果発表のプレゼンを、楽しそうに準備する姿
- 小石川の創作展を訪れ、実際の生徒の姿を目にしたこと
これらの経験を経て、
目の前の学校行事にも、より主体的に関わろうとする姿勢が、はっきりと表れるようになってきたのです。
最初は、
「ロケット部があるから小石川に行きたい」
という、純粋な興味から始まった受験でした。
それがいつしか、
小石川が掲げる 「立志」「開拓」「創作」 という理念、
そしてそれを体現しようとしている生徒たちの姿に共感し、
内面から変わってきたように感じています。
勉強以上に、大きな変化が表れ始めた時期
英検4級の合格、そして学芸会での挑戦。
この時期は、学力そのもの以上に、
**「挑戦しようとする姿勢」**が、はっきりと表れ始めたタイミングだったように思います。
小石川受験をきっかけに、
勉強だけでなく、
さまざまなことに前向きに取り組もうとする気持ちが、
目に見える形で現れ始めた時期でもありました。
第12話・まとめ
そして、そんな長男の変化を見て、
中学受験に対する親としての考え方も、大きく変わり始めた時期でもありました。
もともと私は、中学受験に対してどちらかといえば否定的な見方をしていました。
それについては別の記事でも書いてきた通り、
- 学歴はあくまで人生の通過点の一部であること
- 本当の勝負は社会に出てからであること
- その場面では、学歴も受験勉強も直接役に立つとは限らないこと
そう感じてきた、という背景があります。
しかし、受験を決めてからの長男の変化を見ているうちに、
少しずつ考えが変わっていきました。
それは、
「人は、自分で目標を定め、それに本気で挑戦するときに大きく成長するのではないか」
という気づきでした。
目標が高ければ高いほど、
受験で言えば志望校の偏差値が高ければ高いほど、
当然その道のりは難しくなり、困難も増えます。
ですが、その
「難しい壁に真正面からぶつかっていく経験」
こそが、これまでは一部のスポーツアスリートなど、限られた人しか経験できない特別なものだと、
私はどこかで誤解していたのかもしれません。
今では、小石川に限らず、私立中学受験に挑戦する子どもたちが経験できるこの時間は、
実はとても貴重で、人生において意味のある機会なのではないか、
そんなふうに考えるようになりました。
次回予告
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このブログについて】
小5の息子・龍馬が、小石川中等教育学校のロケット部に憧れて受験を決意。
塾なし・ChatGPT活用で挑む我が家のリアルな記録を公開しています。
【2026年版】塾なし小石川チャレンジ “1年の計”──教科別戦略・学習計画・教材マップ


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