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👉【ChatGPTと学習計画】https://koishikawa-juken.com/?p=461
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「1年の計」シリーズで教材と学習計画を整えたあと、改めて立ち止まってやったのが “過去問からの逆算” でした。
世間が本格的な受験シーズンに入る中、我が家も「小石川まで約1年」というタイミングで、小石川の過去問を“型”として捉え直すことにしました。
この記事は、塾なしで挑戦するご家庭でもそのまま真似できるように、
- 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは「毎年同じ」なのか?
- 年度で揺れても崩れない“対策の型”は何か?
- 科目別に、どこを優先して鍛えるべきか?
を、親子でChatGPTと相談しながら整理した記録です。
まず前提:小石川の適性検査は「共同作成+学校独自」が混ざる
都立中の適性検査は、大きく分けて
- 共同作成問題
- 学校独自問題
があり、学校によって組み合わせが異なります。
小石川は一般枠で 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ を受ける形なので、対策も「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを一体として設計」したほうが迷いません。
適性検査Ⅰ:「文章2つ」は安定。でも“会話”が入る年がある
結論から言うと、毎年まったく同じ型ではありません。
ただし、適性検査Ⅰは骨格がかなり安定しています。
ここ数年の傾向(ざっくり)
- 基本は 「文章1+文章2」
- 年度によって “会話(対話)”が追加される年がある
なので、実務的な理解としてはこうです。
「文章2つ」は定番寄り。
「会話」は“入る年もある”要素。
→ だから、対策は 文章2つにも会話入りにも両対応させる。
適性Ⅰの攻略は「会話=おまけ」ではなく“第3資料”として扱う
会話文が出た場合、ありがちな失敗は「読み流す」ことです。
でも実際は、会話は“第3資料”です。
会話が出たら、次の4点だけはメモします。
- だれが/何を主張しているか
- 根拠はどこか(本文のどの部分か)
- どこが対立点・論点か
- 2つの文章とどうつながるか(共通点/相違点)
このメモがあると、最後の記述(作文)で 「根拠の引用」→「自分の言葉」 が一気に安定します。
適性Ⅰ:おすすめ時間配分(“速読”ではなく読み返しを減らす)
適性Ⅰは、読解だけで粘るほど後半が崩れます。
だから目標はこれです。
- 通読は合計8〜10分以内
- 速く読むというより、読み返し回数を減らすための読み方を作る
おすすめの型はこうです。
- まず通読(8〜10分)
- 段落ごとに「名札」をつける(各段落5〜10字で要約)
- 根拠に使えそうな一文に印(“根拠バンク”)
- 設問→作文は「根拠バンク」から材料を取り出す
適性検査Ⅱ:「資料→体験→一般化」が最も安定する
適性Ⅱは、体験談を書ける問題が出ても、体験が主役ではありません。
体験はあくまで
- 資料で言えることを具体化する
- 資料の結果と照らして理由・課題を説明する
ための“補助”です。
体験を書くときの結論
- 体験談は2〜4文で十分
- 長いほど、資料の根拠が薄く見えて危険
適性Ⅱの万能フォーマット(ほぼこれで戦える)
おすすめは、順番を固定することです。
- 結論(主張)
- 資料の根拠(数値・比較)
- 自分の経験(短く具体的に)
- なぜそうなるか(因果)
- 提案/工夫(条件つきで)
体験を先に語ると「で、何が言いたいの?」になりやすいので、資料→体験の順が安定です。
適性Ⅱ:体験挿入の“3つのルール”
① 具体(数字・回数・比較)を入れる
×「よく混む」
○「雨の日は10分遅くなる/列が2倍になる」
② 体験を“条件”で説明する
「〜のとき」「〜だと」「〜をそろえると(公平)」
→ 条件が言えると、思考が見えます。
③ 一般化しすぎない
×「だからみんな〜だ」
○「少なくとも〜では〜が起きやすい」
適性検査Ⅲ:理科“寄り”に見えるけど、実際は「理科×算数の道具」
適性Ⅲは学校独自問題なので毎年題材が変わります。
ただ、見ていて強く感じるのはこれです。
- 理科的な題材で
- 表・グラフ・条件整理など 算数の道具 を使って
- 説明・考察・提案まで書かせる
つまり、必要なのは「暗記量」よりも
- 条件をそろえる視点(公平な比べ方)
- 結果→理由を言葉でつなぐ力
- 図で説明する力
この3つです。
科目別:優先順位の整理(塾なし家庭向けの現実解)
最後に、親子で整理した「優先順位」を残しておきます。
(※細かい暗記量を増やす前に、まずここを固めるイメージです)
社会
- 最優先:資料読み(グラフ・表・地図)/地理・公民の理解
- 日本史は:用語暗記を深追いしすぎず、通史の骨格+変化の理由を薄く長く
理科
- 最優先:実験の公平さ/資料・グラフ読解/結果→理由の説明
- 用語暗記は:最低限“問題文が読める”範囲でOK(深追いしすぎない)
算数
- 下げていい:計算技巧で殴る系/私立最難関の職人芸
- 下げない:割合・比・速さ/規則性・場合の数/資料読み/条件整理
国語
- 最優先:説明文の論理(主張・理由・対比・因果)/複数資料の統合/短記述
- 作文は:「型」で安定させる(根拠は本文・資料優先、体験は短く)
まとめ:過去問は「解く」より先に“型”として分解すると伸びる
我が家は、過去問を解きまくる前に
- Ⅰ:文章2つ+(会話が入る年もある)
- Ⅱ:資料→体験→一般化
- Ⅲ:理科題材×算数の道具で説明・考察
という “型”に落としてから、日々の学習に接続する方針にしました。
最後に(読者の方へ)
同じように、塾なしで試行錯誤しているご家庭の参考になれば嬉しいです。
これからも、親子で楽しみながら続けていきます。
次回予告
👉ChatGPTに「小石川型の模試」を作ってもらった|https://koishikawa-juken.com/?p=499
▶ 関連リンク
- 【2026年版】教材マップ・年間計画はこちら(https://koishikawa-juken.com/?p=288)
- ChatGPTの家庭学習テンプレート(https://koishikawa-juken.com/?p=301)
参考(事実確認に使った一次資料)
※あなたが記事に「根拠」として置きたい場合だけ、参照用です(本文に無理に入れなくてOKです)。
- 小石川・適性検査Ⅰ(会話を含む年度の問題冊子)
- 小石川・適性検査Ⅰ(文章1・文章2の年度の問題冊子)
- 都立中の入学者決定:共同作成問題/独自問題・報告書点の扱い(東京都資料)


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