小石川受検に向けた社会教材レビュー|苦手意識を減らし、資料読解と知識をつなげる家庭学習

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この記事でわかること

  • 社会があまり好きではなかった子に、どのように教材を選んできたか
  • 小石川適性検査を意識した社会教材の使い分け
  • 地理・公民・歴史を家庭学習でどう重ねていくか

はじめに|社会は「嫌いにさせない」ことから始めた

今回は、我が家で使っている社会の教材について紹介します。

正直に言うと、長男はもともと社会に対してあまり関心が高いタイプではありませんでした。

3年生で学習する都道府県と県庁所在地、地図記号などにも、そこまで強い興味を示す様子はありませんでした。
地図を見るのが好き、歴史マンガを夢中で読む、ニュースに自然と反応する――というタイプではなかったと思います。

そのため、小石川中等教育学校を目指すと決めてからも、最初に意識したのは、

「まず社会を嫌いにさせないこと」

でした。

いきなり難しい中学受験用の教材を押しつけるのではなく、マンガ教材や取りかかりやすいドリルを使いながら、少しずつ社会の土台を作っていくことを意識してきました。

社会は、知識量がものを言う教科に見えます。
しかし小石川の適性検査を意識すると、単なる暗記だけでは足りません。

資料を読む。
グラフや表から変化を読み取る。
地図や統計をもとに理由を考える。
社会の変化について、自分の言葉で説明する。

そうした力が必要になります。

だからこそ我が家では、社会を「暗記教科」としてだけではなく、知識を使って考える教科として取り組むようにしています。最初に紹介したいのが、


小学校の社会のだいじなところがしっかりわかるドリル

このドリルは、今現在さまざまな難易度の高い問題集に取り組んでいる段階になっても、改めて開くと「やはりよくできている」と感じる一冊です。

もちろん、この一冊だけで難関中学受験や高い偏差値を目指すのは難しいと思います。
しかし、小学校社会の大事な部分を、かなりわかりやすく整理して学習できます。

社会に苦手意識がある子や、いきなり分厚い参考書に入ると抵抗が出てしまう子には、非常に使いやすい教材だと感じます。

特に小石川適性検査を意識したときに相性がよいと感じるのは、次のような単元です。

  • グラフ、表、地図の読み取り
  • 人口
  • 産業
  • 環境
  • 災害

小石川の適性検査では、社会の知識をそのまま答えるというより、資料を読んで考えたり、社会の変化について説明したりする場面が出てきます。

その意味で、このドリルは「社会の入口」として、とても使いやすい教材でした。


自由自在 社会|塾なし家庭の参考書として使いやすい

次に購入したのが、

「小学高学年 自由自在 社会(受験研究社)」
です。

自由自在の社会は、

  • 地理編
  • 政治編
  • 歴史編
  • 国際編
  • 資料編

に分かれており、見出しから目的の単元をすぐに探すことができます。

内容も教科書より詳しく、説明も丁寧です。
カラー写真や図表も豊富に入っているので、文字だけで理解するのが苦手な子にも使いやすいと感じました。

我が家では、最初に書店で理科と社会の参考書をいくつか見比べたうえで、この自由自在シリーズを購入しました。

特に良いと感じているのは、**「問題を解いていて疑問が出たときに、すぐ調べられる」**ことです。

塾なしで家庭学習を進めていると、子どもが問題でつまずいたときに、親が毎回すべてを説明するのはなかなか大変です。
その点、自由自在のように詳しくまとまった参考書があると、親子で確認しながら進めることができます。

長男も、勉強として構えて読むだけではなく、何気ない時間に百科事典のようにパラパラ読んでいることがあります。

社会への苦手意識を少しずつ減らすという意味でも、我が家にとっては大きな役割を果たしている一冊です。


自由自在 問題集 社会|参考書とセットで使えるのが強み

その後、同じ自由自在シリーズの問題集も購入しました。

「自由自在 問題集 中学入試社会」

この問題集の大きな特徴は、参考書の自由自在に準拠していることです。

問題を解いていてわからないところが出てきたら、参考書に戻ってすぐに調べることができます。
これは塾なし家庭にとって、とても助かります。

また、単なる一問一答だけではなく、知識をもとに考えたり、説明したりする問題もあります。

小石川適性検査を意識すると、特に次のような分野は重要だと感じています。

  • 公民分野
    税、予算、話し合い、ルール、選挙、政治のしくみなど
  • 社会の変化
    人口、産業、情報化、国際化、環境問題など

これらは、知識を覚えて終わりではなく、
「なぜそうなるのか」
「どのような影響があるのか」
「どんな工夫や対策が考えられるのか」
という言語化につなげる必要があります。

自由自在の問題集は、その土台作りとして使いやすいと感じています。


過去問に取り組む中で見えてきた社会の得意・不得意

社会の土台作りを進め、さまざまな過去問にも取り組むようになると、長男の中で得意分野と苦手分野がはっきり見えるようになってきました。

本人は、全体としてはまだ社会を「得意科目」とは感じていないようです。

しかし、小学校社会を大きく

  • 地理
  • 政治
  • 歴史
  • 国際

に分けて見ていくと、意外なこともわかってきました。

長男は、政治と国際分野がかなり得意です。
また地理の中でも、工業、貿易、情報社会といった分野は比較的よく理解できています。

一方で、都道府県や県庁所在地、地図の細かい読み取り、農業や地域ごとの特色などは、まだ補強が必要だと感じています。

このあたりは、まさに「社会が好きかどうか」よりも、どの分野に興味を持ちやすいかの違いだと思います。

政治や国際は、ニュースと結びつけやすい。
工業や貿易、情報社会は、現実の社会の動きとつながりやすい。
だから長男にとっても、比較的理解しやすかったのかもしれません。

逆に、地名や地図、地域ごとの特色は、意識して繰り返さないと定着しにくいと感じています。

この「自由自在問題集中学入試社会」は、

  • まとめノート
  • 実力問題
  • 発展問題

という3ステップで構成されており、基礎確認から応用問題まで段階的に進められる点が使いやすいです。

そして、数節ごとに思考力・分析力・判断力が問われる記述問題があり、単なる知識確認だけで終わらないところも良いと感じています。

さらに巻末近くには、テーマ別・出題形式別の問題や、公立中高一貫校の適性検査対策問題もあります。

小石川を意識する場合、社会は「知っているか」だけではなく、
知っていることを使って、資料を読み、説明できるか
が大切になります。

その意味で、自由自在の問題集は、通常の小学校社会から適性検査型の問題へ移行する橋渡しとして使いやすい教材だと感じています。


塾技100 社会|「理解を伴う知識」を身につける一冊

そして同じ時期に、算数で活用していた塾技シリーズの社会版が目に止まりました。

「塾講師が公開!中学入試 塾技100 社会」
です。

この本を開いて、まず印象に残ったのが「はじめに」に書かれている考え方です。

それは、**「理解を伴う知識」**を身につけるということです。

社会は暗記教科だと思われがちですが、これからの入試では、単に言葉を覚えているだけでは対応しにくくなっています。
特に小石川のような公立中高一貫校を目指す場合、知識を組み合わせて考える力が必要になります。

我が家では、この塾技100シリーズを、算数、理科、国語、社会と結局すべて購入しました。

その中でも、この塾技100社会は、他のシリーズと比べても、公立中高一貫校を目指す受検生との相性がよいように感じています。

構成は、

  • 地理
  • 歴史
  • 公民
  • 実践演習問題

となっています。

「技」という言葉から、最初は特定の問題を効率よく解くコツや手順が中心なのかと思っていました。

しかし実際には、それだけではありません。

理解の伴わない知識が通用しにくくなっているという前提のもと、正しい知識を組み合わせて、正しく考える力を養う教材としてまとめられています。

また、短期間で巻き返しができるように、必要な内容が効率よく整理されている点も魅力です。

左側のインプット部分はカラーで見やすく、必要な知識を整理しながら学習できます。

長男もこの教材については、

「分かりやすい」

とかなり好意的に取り組んでいます。

我が家のお気に入りの一冊です。


社会コアプラス|知識の抜けを確認するために追加

そして、もうこれで十分ではないかと思っていたところに、さらに追加したのがこちらです。

「サピックスメソッド 有名中学合格のための社会 コアプラス」
です。

さまざまな教材を息子たちと選んでいく中で、私自身もすっかり教材マニアのようになってきました。
この教材も、以前から気になっていたものの一つです。

今回、我が家で購入に至った大きな理由は、巻頭部分のカラーページです。

旧国名と現在の地名との関係が、地図でとても分かりやすくまとめられていました。
これを見た長男も、

「おお、分かりやすい!」

と好反応でした。

この教材は、問題部分と解答部分が同じページにあり、付属の赤シートを使って赤字の答えを隠しながら学習できます。

文字数は比較的少なめですが、必要な知識はしっかり確認できるように構成されています。

まさに、社会のコア部分を効率よく学習するための教材だと感じます。

また、巻末にはプラス知識として、応用問題に対応するための知識も掲載されています。
基礎知識の抜けを確認しつつ、少し上のレベルまで広げていくには、とても使いやすい一冊です。


現在の使い方|参考書+問題集を重ねて使う

現在は、5年生までの学習内容である地理分野を中心に、工業、農業、情報産業、貿易などの学習を進めています。

それに加えて、公民分野の学習も並行して進めています。

使い方としては、自由自在を参考書として置きながら、複数の問題集に取り組む形です。

現在のイメージは、次のような使い分けです。

  • 自由自在 社会
    → 調べる・理解するための参考書
  • 自由自在 問題集 社会
    → 基礎から標準レベルの演習
    → 思考力・記述・適性検査型への橋渡し
  • 塾技100 社会
    → 理解を伴う知識の整理
  • 社会コアプラス
    → 知識の抜け確認と暗記の補強

それぞれ出題内容や範囲が少しずつ違うため、同じ社会でも別の角度から確認できます。

一冊だけを完璧にする方法もありますが、我が家では、参考書と複数の問題集を重ねることで、知識の穴を見つけやすくしています。

もちろん、すべてを一気にやろうとすると負担が大きくなります。
そのため、今は優先順位をつけながら、必要な部分を選んで取り組んでいます。


ニュースとつなげると社会は一気に身近になる

社会のよいところは、時事ニュースとつなげやすいことです。

最近は、テレビのニュースや新聞、ネットニュースを見ながら、

「このニュースは、社会のこの単元と関係しているね」
「この政策は、公民で出てきた内容とつながるね」
「この国との貿易が変わると、日本の産業にも影響がありそうだね」

という会話が少しずつ増えてきました。

以前は、社会の教材を開く時間は「勉強の時間」という感じが強かったのですが、最近はニュースをきっかけに教材を開くことも出てきました。

これは大きな変化だと思います。

社会は、教科書や問題集の中だけにある教科ではありません。
今起きているニュース、身近な地域の問題、買い物や交通、災害、選挙、税金、環境問題など、日常生活と深くつながっています。

小石川の適性検査でも、このような社会の動きに対して、資料を読み取り、自分の言葉で考える力が問われます。

だからこそ、教材だけで完結させるのではなく、ニュースや日常会話とつなげることを大切にしたいと考えています。


今後の方針|夏休みは歴史分野を中心に強化する

今後は、夏休みに歴史分野を中心に強化していく予定です。

地理や公民は、現在も少しずつ学習を進めています。
一方で、歴史はまだ本格的に重ねられていない部分があります。

小石川適性検査では、歴史の細かい年号暗記そのものが中心になるわけではないと思います。
しかし、社会の変化を理解するうえで、歴史の流れを知っておくことは大切です。

政治のしくみも、産業の変化も、国際関係も、歴史の流れとつながっています。

そのため夏休みには、自由自在を参考書として使いながら、問題集を重ねて、歴史の大きな流れをつかんでいきたいと考えています。

目標は、細かい知識を詰め込むことではありません。

まずは、

いつ、何が起きたか
なぜ変化が起きたのか
その結果、社会がどう変わったのか

を説明できるようにすることです。

これは小石川適性検査だけでなく、中学以降の学びにもつながる大切な土台になるはずです。


まとめ|社会は「暗記」だけでなく「考える材料」にする

今回は、我が家で使っている社会の教材について紹介しました。

長男は、もともと社会が大好きというタイプではありませんでした。
だからこそ、最初は「嫌いにさせない」ことを大切にして、取りかかりやすい教材から始めました。

そこから少しずつ、自由自在、塾技100、コアプラスなどを使いながら、知識と演習を重ねています。

社会は、どうしても暗記のイメージが強い教科です。
しかし小石川適性検査を意識すると、単なる暗記ではなく、知識を使って考える力が必要になります。

資料を読む。
グラフや表を比べる。
社会の変化を説明する。
ニュースと結びつけて考える。

こうした力を伸ばすためには、教材選びだけでなく、日々の会話やニュースとの接続も大切だと感じています。

今後は、地理・公民に加えて、夏休みに歴史分野を強化していく予定です。

塾なし家庭として、すべてを完璧に進めることは簡単ではありません。
それでも、子どもの反応を見ながら教材を選び、必要な部分を重ねていくことで、社会も少しずつ「考える教科」に変えていけるのではないかと思っています。

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