小石川中等教育学校の学校説明会へ親子で参加|「僕に100%合っている」と感じた理由

小石川研究


👉 前回の記事はこちら 英検3級・全国統一テスト後の2週間|小石川受検に向けて記述対策を始めます  

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今回は、長男と一緒に参加した東京都立小石川中等教育学校の学校説明会について紹介します。

小石川中等教育学校では、未来の小石川生に向けた学校紹介として、年3回の学校説明会が開催されています。

2026年度の開催日は、次の3日程です。

  • 5月31日(日)
  • 6月20日(土)
  • 10月10日(土)

説明会の内容は、基本的にすべて同じものを予定しているとのことでした。

私たちは、2回目の開催となる6月20日の説明会に参加しました。

当日はあいにくの雨。少し足元の悪い中での訪問となりましたが、説明会終了後には、長男の小石川に対する憧れが、これまで以上に強くなっていました。

この記事でわかること

  • 小石川中等教育学校の学校説明会で紹介された内容
  • 校長先生が語った「立志・開拓・創作」と小石川教養主義
  • 小石川の適性検査で求められる力
  • 6年間の課題研究「小石川フィロソフィー」の特徴
  • SSH校として行われている理数教育や研究活動
  • ホームステイや留学生交流などの国際理解教育
  • 芸能祭・体育祭・創作展を行う「行事週間」
  • 説明会に参加した長男の感想と志望度の変化
  • 学校説明会へ申し込む際に注意したいこと

当日はあいにくの雨でした。

生徒の意見で説明会の内容も改善される小石川

説明会の冒頭で、とても小石川らしいエピソードが紹介されました。

前回の5月31日の学校説明会では、校長先生が紹介する内容と、その後に生徒が紹介する内容に、一部重なっている部分があったそうです。

すると生徒から校長先生に対して、

「この部分の説明は重なっているので、削除してください」

という意見が出たとのこと。

そこで今回の説明会では、校長先生と生徒の説明内容が重ならないように改善されたそうです。

学校説明会の内容について、生徒が校長先生に直接意見を伝え、それを受けて実際に内容が変更される。このエピソードだけでも、小石川が生徒の主体性をどれだけ大切にしている学校なのかが伝わってきます。

その意味では、生徒の意見を受けてさらに改善が加えられる可能性があるため、3回目となる10月10日の説明会が、今年度で最も完成度の高い説明会になるのかもしれません(笑)。

小石川中等教育学校の学校説明会の内容

今回の説明会では、主に次の内容が紹介されました。

  1. 校長先生による学校の特色と適性検査について
  2. SSH校としての理数教育の取り組み
  3. 国際理解教育について
  4. 小石川の学校行事について

説明会全体の時間は、終了後の部活動見学まで含めても1時間半に満たない程度でした。

決して長い時間ではありませんでしたが、小石川の教育方針や学校生活の魅力が、ぎゅっと凝縮された説明会だったと思います。

校長先生が語った「3つのC」と小石川の教育理念

最初は、小林正基校長による学校紹介です。

冒頭では、「3つのC」についてのお話がありました。

  • Chance(チャンス・機会)
  • Challenge(チャレンジ・挑戦)
  • Change(チェンジ・変化)

この「3つのC」は、小林校長が小石川に赴任する前から、教育において大切にしてきた考え方だそうです。

一方、小石川では1918年の開校当時、当時の名称である府立第五中学校の時代から、

「立志・開拓・創作」

という教育理念を掲げています。

「立志」は、自ら志を立てること。

「開拓」は、未知の分野を自ら切り開いていくこと。

「創作」は、新しい価値を自分の手で生み出すこと。

小林校長によると、「3つのC」で伝えたい内容は、すでに小石川の「立志・開拓・創作」の中に含まれているため、小石川の生徒や卒業生に対して、あらためて3つのCを話すことはないそうです。

100年以上前から掲げられてきた教育理念が、現在の教育にもそのまま通じていることに、小石川の歴史と一貫した教育方針を感じました。

文系・理系に分けない「小石川教養主義」

続いて紹介されたのが、小石川教養主義です。

小石川では、6年間を通してクラスを文系・理系に分けることがありません。

早い段階で文系または理系に進路を限定するのではなく、すべての教科・科目を広く、そして深く学ぶことを大切にしています。

そのため、小石川では一般的な50分授業ではなく、1コマ45分の授業を採用し、1日7時間授業を行っているとのことでした。

理系分野に強い関心を持つ生徒であっても、国語や社会、芸術などを含めて幅広く学ぶ。反対に、文系分野に興味がある生徒も、数学や理科をしっかりと学ぶ。

一つの分野に偏らず、物事を多角的に考えられる人を育てようとしていることが伝わってきました。

長男は算数や理科、宇宙、AIなどに強い興味を持っていますが、読書や英語にも前向きに取り組んでいます。

そのため、文系・理系という枠に早い段階で分けられることなく、幅広い分野を学べる小石川の環境は、長男にとても合っているように感じました。

6年間かけて取り組む「小石川フィロソフィー」

小石川の教育の大きな柱の一つが、6年間にわたって行われる課題研究「小石川フィロソフィー」です。

小石川フィロソフィーでは、主に次の3つの力を育てることを目的としています。

  • 課題発見力
  • 継続的実践力
  • 創造的思考力

1・2年生では課題研究の基礎を学び、3・4年生ではプレ課題研究や発信力の向上に取り組みます。

そして5・6年生では、それまでに身につけた力を生かして、自分自身の研究課題を深め、まとめていくそうです。

単に先生から与えられた知識を覚えるのではなく、自分で疑問を見つけ、自分で調べ、考え、発信する。

小石川が適性検査でも重視している「主体的に考える力」が、入学後の6年間でも一貫して育てられていることが分かります。

長男は、1年生の活動内容の中に「ビブリオバトル」という言葉を見つけ、特に親近感を持ったようです。

ビブリオバトルとは、参加者がおすすめの本を持ち寄り、1人5分程度で本の魅力を紹介し合う知的書評合戦です。

長男は現在、小学校で図書委員長を務めており、本の人気投票イベントなども企画しています。そのため、小石川の学習活動の中にビブリオバトルがあることを知り、

「これなら僕もやってみたい」

と感じたようでした。

適性検査で見られるのは暗記量ではない

校長先生からは、小石川の適性検査についての説明もありました。

小石川の適性検査で見ているのは、

「読み取る力」「考える力」「アウトプットする力」

とのことでした。

暗記した知識を使って空欄を埋めるような問題ではなく、資料や文章、表、グラフなどから必要な情報を読み取り、それをもとに考え、自分の言葉で表現する力が求められます。

また、解答の字については、美しい字を書くことを求めているわけではなく、採点者が読める程度の字であればよいというお話もありました。

もちろん丁寧に書くことは大切ですが、字の美しさよりも、何を読み取り、どのように考え、それをどう表現したのかが重視されるということだと思います。

そして、校長先生のお話の中で繰り返し伝わってきたのが、

「主体性のある子どもを求めている」

ということでした。

これは入学試験だけではなく、小石川での6年間の学校生活全体に通じる言葉だと感じました。

5年生が紹介したSSH校としての理数教育

次は、5年生の生徒による、SSH校としての取り組みの紹介です。

SSHとは、スーパーサイエンスハイスクールのことで、先進的な理数教育や研究活動に取り組む学校です。

発表では、長野県戸隠の工事現場にある採掘場所で、約400万年前の海の生物の化石を収集した活動が紹介されました。

現在は山に囲まれている長野県で、かつて海に生息していた生物の化石を探すという活動は、理科や地学が好きな子どもにとって、非常に魅力的な経験だと思います。

また、発表した生徒自身が考えた、抹茶の変色を防ぐ研究についての紹介もありました。

身近な疑問を研究テーマに変え、実験や観察を通して検証していく。

まさに小石川フィロソフィーで育てようとしている「課題発見力」や「継続的実践力」が、実際の生徒の研究に結びついていることが分かる発表でした。

4年生が語った国際理解教育と「使える英語」

続いて、4年生の生徒から国際理解教育についての紹介がありました。

発表した生徒は、オーストラリアでの2週間のホームステイに参加したそうです。

現地では、ホームステイ先で一緒に過ごす同級生とバディを組み、学校生活や日常生活をともに過ごしました。

最初は不安や緊張もあったと思いますが、2週間を一緒に過ごす中で深い関係が生まれ、ホームステイの最終日には涙のお別れになったそうです。

また、海外から小石川へ来る短期留学生のバディにも自ら応募し、留学生と濃密な時間を過ごした経験についても話してくれました。

こうした経験を通して、それまで教科として勉強していた英語が、実際に人と気持ちを伝え合うための「使える英語」に変わっていったとのことでした。

最近英検3級を受験したばかりの長男にとっては、この国際理解教育の話が特に魅力的に感じられたようです。

英語を試験のためだけに勉強するのではなく、外国の人と話し、考えを伝え、友達になるために使う。

長男にとって、英語を学ぶ目的が、少し具体的に見えた瞬間だったのかもしれません。

芸能祭・体育祭・創作展を行う「行事週間」

最後に紹介されたのが、毎年9月に行われる行事週間です。

小石川では、学校の大きな行事である、

  • 芸能祭
  • 体育祭
  • 創作展

の3つを、1週間の中で連続して行います。

昨年度から体育祭の会場は駒沢オリンピック公園の体育館に移り、冷房の効いた環境で開催できるようになったとのことでした。

近年の9月はまだ厳しい暑さが続くため、生徒の安全や体調を考えても、空調の整った会場で体育祭を行えることは大きなメリットだと思います。

また、創作展では、普段の教室が、いつもの教室とは思えないほど本格的な舞台や展示空間へと変化します。

私たちも昨年、長男と一緒に初めて創作展を訪れました。

教室全体を使って一つの世界を作り上げる完成度の高さに驚いたことを、今回の説明を聞きながら思い出しました。

生徒たちが企画し、協力しながら一つのものを作り上げる創作展は、「立志・開拓・創作」という小石川の教育理念を、最も分かりやすく体現している行事の一つなのだと思います。

皆さんおなじみでしょうか。正面から見た小石川中等教育学校の校舎です。

「僕に100%合っている」と話した長男

説明会当日はあいにくの天気でしたが、長男は校長先生や先輩生徒たちの話を聞き、これまで以上に小石川へ行きたいという気持ちが強くなったようでした。

説明会と部活動見学を合わせても、滞在時間はわずか1時間半ほどです。

それでも、帰宅してから長男は、校長先生の言葉や小石川の先輩たちが話していた内容を何度も思い出していました。

そして、

「僕に100%合っている!」

と話していました。

理科や研究活動に力を入れられること。

英語を実際の交流の中で使えること。

読書やビブリオバトルなど、今の活動とつながる学びがあること。

そして何より、生徒自身が考え、提案し、学校を動かしていくこと。

今回の学校説明会で紹介された内容の一つひとつが、長男の興味や性格に重なったのだと思います。

受検勉強は、どうしても問題集や模試の結果に意識が向きがちです。

しかし、「なぜこの学校へ行きたいのか」という気持ちがなければ、長期間にわたって努力を続けることは簡単ではありません。

今回の学校説明会は、小石川の教育内容を知るためだけではなく、長男自身が「この学校で6年間学びたい」と再確認する大切な機会になりました。

次回の学校説明会は10月10日

今年度の小石川中等教育学校の学校説明会は、10月10日にも予定されています。

来年、小石川の受検を検討しているご家庭にとっては、学校の教育方針や生徒の雰囲気を知ることができる貴重な機会です。

人気の高い学校のため、参加を希望する場合は、事前に学校ホームページで申し込み開始日時を確認しておくことをおすすめします。

今回の申し込みでは、受付開始時間帯である12時から13時頃にアクセスして手続きを進めました。

申し込みを検討している場合は、開始日だけでなく開始時刻まで事前に確認し、早めにアクセスできるよう準備しておくと安心です。

校長先生から教育方針を聞くだけでなく、実際に小石川で学ぶ生徒たちの言葉を聞けることが、今回の説明会の大きな魅力でした。

生徒たちの発表からは、用意された原稿をただ読んでいるのではなく、自分自身の経験を、自分の言葉で伝えようとしていることが感じられました。

小石川が求めている「主体性」とは何か。

そして、小石川に入学した生徒が6年間でどのように成長していくのか。

その一端を、親子で実際に感じることができた学校説明会でした。

次回予告

👉 次回の記事はこちら 四谷大塚「全国統一小学生テスト」6年生の結果|4教科265点から見えた夏休みの課題

2026年6月7日実施の四谷大塚「全国統一小学生テスト」5年生の結果を公開。 4教科265点の分野別成績を分析し、算数の規則性、国語の語彙、理科のエネルギー、社会の産業・地図など、夏休みに改善したい課題を整理します。

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コメント

  1. ななし より:

    はじめまして。在校生保護者です(子供は6/20,アリーナで部活動をしていました)。
    我が家が学校説明会に行った時を思い出し、胸が熱くなりました。
    あの日の帰り道、絶対ここに通う!と言った子供の目が今までで一番輝いていたのを
    今でも覚えています。

    来年の4月、お待ちしています。頑張ってください!

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