塾なし小石川受検|公中検模試を2回受けてわかった実力と課題【小6秋・2026年】

適性検査対策

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小学6年生の夏休みも中盤を迎えたころから、わが家の学習は大きく変わりました。

それまで中心だった算数・国語・理科・社会の教科学習から、公立中高一貫校の適性検査を意識した学習へと徐々にシフトしてきたのです。

それに伴い、学力を確認するための模試も見直すことにしました。

これまで主に活用していたのは、四谷大塚の「全国統一小学生テスト」です。しかし、小石川中等教育学校の受検本番が近づくにつれ、知識の定着だけでなく、適性検査特有の思考力・記述力・時間配分を確認する必要性を感じるようになりました。

そこで新たに受検することにしたのが、「公中検模試」です。

今回は、2026年9月と10月に受検した2回の公中検模試について、実際の結果や長男の感想、そこから見つかった課題、今後の学習方針までを紹介します。

塾に通わず公立中高一貫校を目指しているご家庭や、どの模試を受けるべきか迷っている方の参考になれば幸いです。

なぜ四谷大塚から公中検模試へ切り替えたのか?

わが家では小学5年生から、四谷大塚の全国統一小学生テストを学力確認のために活用してきました。

このテストの魅力は、算数・国語・理科・社会の4教科について、全国の受験生の中での位置や単元ごとの得意・不得意を確認できることです。

実際に長男も、テスト結果を参考にしながら算数の規則性や理科の生物分野など、苦手な領域を重点的に学習してきました。

しかし、小石川の適性検査では、各教科の知識を覚えているだけでは十分ではありません。

初めて見る問題の条件を読み取り、資料や実験結果を分析し、自分の考えを制限時間内に文章や式で表現する力が求められます。

そのため、小学6年生の秋からは、より本番に近い形式の模試を中心にすることにしました。

もう一つ、現実的な事情もありました。

四谷大塚の公立中高一貫校向け模試については、受検したい日程が合わなかったり、東京都内の会場が早い段階で満席になっていたりと、思うように受検できなかったのです。

場合によっては千葉県や横須賀方面まで足を運ぶ必要があり、移動の負担も気になるところでした。

その点、公中検模試は会場受検に加えて自宅受検も選択できます。

家庭の予定に合わせながら、同じ体系の適性検査型模試を継続して受けられることが、わが家にとって大きな決め手となりました。

公中検模試とは?小石川志望なら東京版3科

公中検模試は、公立中高一貫校の適性検査を想定した模擬試験です。

小石川を志望する場合、わが家が選んだのは「東京版3科」です。

適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3つの試験があり、それぞれ45分、100点満点で実施されます。

検査主な学習領域
適性検査Ⅰ文章の読解・作文・記述
適性検査Ⅱ算数・理科・社会資料などを組み合わせた総合問題
適性検査Ⅲ算数・理科を中心とした思考力・応用問題

※内容は公中検模試の東京版3科についての概要であり、小石川の本番と問題構成が完全に一致するものではありません。

この模試の大きな利点は、複数回受けることで適性検査に必要な力を継続的に確認できることです。

さらに、採点済み答案や成績資料を確認することで、単に点数だけでなく、どのような問題で失点したのか、どのような記述が評価されたのかも分析できます。

塾に通っていないわが家にとっては、このような客観的な評価が学習方針を考えるための重要な材料となっています。

わが家の2026年秋からの模試スケジュール

10月26日時点での模試の受検状況と、今後の予定は以下の通りです。

日程模試受検方法
9月6日公中検模試会場・受検済
10月4日公中検模試自宅・受検済
11月1日公中検模試会場・予定
11月3日全国統一小学生テスト会場・予定
11月22日小石川そっくり模試受検予定
12月6日公中検模試会場・予定
2027年1月11日小石川そっくり模試受検予定

公中検模試で継続的な実力確認を行い、小石川そっくり模試では志望校に特化した問題への対応力を確認する予定です。

一方、四谷大塚の全国統一小学生テストは、4教科の基礎学力や応用力について、現在の弱点を洗い出すために引き続き活用します。

つまり、わが家では模試を一つに絞るのではなく、目的によって使い分けることにしました。

9月6日、初めての公中検模試は予想以上の結果に

9月6日、初めて公中検模試の会場受検に挑戦しました。

受検後に長男が話していたのは、少し意外なことでした。

「YouTubeで見た内容が、ちょうどテストに出た!」

普段から興味を持ったことをYouTubeなどで調べることがある長男。今回の模試では、たまたま事前に見ていた内容と関連する問題が出題されたようです。

親としては、そんなにうまくいくものだろうかと半信半疑でした。

ところが、後日公開された成績を確認すると、想像していた以上の結果でした。

適性検査得点
Ⅰ65点
Ⅱ33点
Ⅲ62点
合計160点/300点
受検者平均127.7点

合計得点は受検者平均を32.3点上回っていました。

特に驚いたのが適性検査Ⅲです。

長男が受検直後に話していた、YouTubeで知っていた内容が含まれていたのが、この適性検査Ⅲでした。

もちろん、事前に関連する知識があったことは有利に働いたと思います。

ただし、そこで得た知識を実際の問題に活用できたことも、一つの強みと言えるかもしれません。

一方、気になったのは適性検査Ⅱの33点でした。

特に算数分野では40点満点中0点という結果になり、今後の大きな課題として残りました。

10月4日は英検3級の直後に自宅模試!日程調整の反省

続いて10月4日には、2回目の公中検模試を自宅で受検しました。

公中検模試には自宅受検という選択肢があるため、会場に行けない場合でも受検しやすいという魅力があります。

しかし、今回の自宅受検では、保護者として反省すべきことがありました。

実はこの日、長男は午前中に英検3級の試験を受けていたのです。

試験を終えて帰宅したあと、そのまま午後に公中検模試を実施しました。

英検と適性検査を合わせると、長時間にわたり集中力を求められる一日になってしまいました。

結果として、長男はかなり疲れた状態で模試を受けることになりました。

試験が終わったあと、長男から聞いたのは次のような感想でした。

「これ、もう少し考えれば解けたのに!」

「あ、こうすればよかったんだ!」

しかも、解説を読む前に自力で解法に気づいた問題もあったのです。

これは、問題の考え方をまったく理解していない場合とは少し違います。

解き方に気づくまで時間がかかったことや、疲労によって頭の切り替えが遅くなったことも影響したのではないかと感じました。

自宅模試なのですから、必ずしも10月4日に実施する必要はありませんでした。

体調を整え、別の日に受検するという選択肢もあったはずです。

模試は問題を解く力だけでなく、どのようなコンディションで受けるかも大切だということを、親として改めて実感しました。

ただし、疲労だけで失点の原因を説明することはできません。答案を詳しく確認すると、時間不足以外にも改善すべき点が見つかりました。

2回の公中検模試を比較してわかったこと

10月の正式な採点結果が公開されたため、9月の結果と比較してみました。

9月6日の成績

10月4日の成績

適性検査Ⅰ: 偏差値54.6で、10月も平均以上を維持。作文の表現・条件を改善する余地があります。

適性検査Ⅱ: 偏差値49.2→48.1と、2回とも50前後。算数の時間内得点が継続課題です。

適性検査Ⅲ: 偏差値61.7→50.3と大幅に変化。9月は事前に知っていた内容が出題された影響も考えられ、次の模試で実力を確認したいところです。

ただし、毎回問題の難易度や受検者が異なるため、この結果だけで学力が下がったと判断することはできません。

また、今回は午前中の英検受験という特殊な条件もありました。

一方で、正式に採点された答案を細かく確認すると、2回の模試に共通する強みと弱点が見えてきました。

ここからは、わが家が特に重要だと考えたポイントを紹介します。

強み① 自分の考えや目標を文章にできる

まず意外だったのは、作文の内容について評価された部分です。

9月の作文では「中学校で心がけたいこと」に関する項目で20点満点を獲得しました。

10月も、自分の「研究テーマとその理由」について20点満点という評価を受けています。

自分が何を考え、何をしたいのかを具体的に表現する力は、ある程度身についているようです。

これは、日頃から興味のあることを調べたり、自由研究などを通じて自分の考えをまとめたりしてきた経験が、少なからず生きているのかもしれません。

ただし、作文全体の得点は9月が27点、10月が30点で、ともに60点満点の半分程度でした。

自分の考えを書くことはできても、与えられた文章の内容を正確に説明したり、指定された条件に沿って文章を整えたりする部分に課題が残っています。

つまり、作文がまったく書けないわけではありません。

自分の考えを持つ力を生かしながら、採点される形に文章を整えることが次の目標です。

強み② 規則を見つけて理解する力

算数の結果を見ると、適性検査Ⅱでは苦戦していますが、すべての算数的な問題が苦手というわけではありません。

9月には円の色や歯車に関する問題で正解し、10月にも計算の規則を見つける問題で8点満点、暗号に関する問題で5点満点を取ることができました。

立体の問題も10点中8点でした。

こうした結果を見ると、新しい規則を理解したり、与えられた条件をもとに考えたりする力はある程度備わっていると感じます。

一方で、初めて見る複雑な問題では、どこから手をつければよいのか判断するまでに時間がかかります。

ひらめくことができないというよりも、ひらめくまでの時間が長い。

ここが今後の課題になりそうです。

強み③ 理科の実験結果を読み取る力

理科についても、明るい材料がありました。

適性検査Ⅱの理科分野は、9月の15点から10月は22点となりました。いずれも30点満点です。

10月には葉の塗り分けに関する問題で7点満点、蒸散による水の移動に関する問題でも7点満点を獲得しています。

異なる問題ですから単純な成績向上とは言えませんが、実験結果を読み取る力は確認できました。

一方で、実験条件をどのようにそろえるべきか説明する問題では失点しています。

実験結果を理解することと、正しい実験方法を説明することは、似ているようで異なる能力なのだと感じました。

課題① 作文は内容だけでなく、条件と表現を整える

2回の模試で最も共通していたのが、適性検査Ⅰの作文に関する課題でした。

作文の得点をさらに詳しく見てみると、9月は27点、10月は30点でした。

とりわけ気になったのが、字数・条件・表現などに関する評価です。

9月は20点中2点、10月は20点中0点でした。

これは、内容がすべて悪かったという意味ではありません。

添削では、話し言葉や漢字、文のつながりなどについて改善すべき点が指摘されました。

例えば、「とゆう」といった表記の誤りです。

また、10月の作文では、一方の文章については十分に説明できていたものの、もう一方の文章については必要な説明が不足していました。

自分の意見を書く前に、設問で求められている内容がそろっているか確認することが必要です。

今後は新しい作文を次々に書くことだけでなく、模試で書いた作文を添削に沿って書き直すことも大切にしていきます。

課題② 算数は「解ける」から「時間内に解ける」へ

今回、親として最も重要だと感じているのが算数の時間配分です。

適性検査Ⅱの算数分野は、9月が40点中0点、10月が40点中8点という厳しい結果でした。

しかし、解き直しをしてみると、すべての問題が理解できなかったわけではありません。

解説を見る前に自力で解けた問題もありました。

ここから、算数の失点を次の3種類に分けて考えることにしました。

  1. 時間があれば自力で解ける問題
  2. 解き方はわかるが、計算や条件の確認で間違えた問題
  3. 時間を延ばしても解き方が思いつかない問題

この3つでは、必要な対策が異なります。

特に優先したいのは、1番目の「時間があれば解ける問題」です。

例えば、10月の箱の個数を求める問題は、受検者正答率が85.9%でした。

こうした比較的正答率の高い問題で確実に得点することが、まず重要だと考えています。

一方、ロボットが同時に頂点へ到達する問題は、正答率5.1%という難問でした。

もちろん難問への挑戦も大切ですが、本番までの限られた時間を考えると、正答率の高い問題を落とさないことを優先したいところです。

今後は初見の問題を時間を計って解き、制限時間が過ぎても解説を見ずに考え続ける方法を取り入れます。

そして、解法に気づくまでに何分かかったのかを記録し、「理解できていない」のか「気づくのが遅い」のかを見極めていきます。

時間さえあれば解けた?図形問題で感じた課題

今回、特に印象に残ったのが、正三角形のタイルを組み合わせて線対称な図形を作る問題です。

この問題では、3種類のタイルを使い、面積の合計やタイルの枚数、線対称という複数の条件を満たす図形を作る必要がありました。

長男によると、「もう少し時間があれば解けた」とのことでした。

確かに、問題を理解していないというより、複数の条件を整理して答えにたどり着くまでに時間がかかった可能性があります。

公立中高一貫校の適性検査では、このような初めて見る問題に対して、限られた時間で規則や解法を見つける力が求められます。

今回の模試では、知識を増やすことだけでなく、持っている知識を短時間で使えるようにすることも重要な課題だと感じました。

今後は時間を計りながら初見問題に取り組み、制限時間後も解説を見ずに考えることで、理解不足と時間不足を区別していこうと思います。

課題③ 資料問題は根拠まで書き切る

適性検査Ⅱの社会資料分野にも課題が見られました。

9月は30点中18点、10月は30点中12点でした。

9月のコミュニティバスに関する問題では満点を取ることができました。

10月も、再配達に関する説明問題では10点中7点を獲得しています。

一方、データセンターに関する提案問題では10点中0点でした。

答案を確認すると、地域名や資料に基づく具体的な根拠が不足していました。

資料問題では、思いついたことを書くだけでは十分ではありません。

「何を提案するのか」

「どの資料の何を根拠にするのか」

「なぜその提案が適切なのか」

この3つをそろえて説明する必要があります。

また、割合の計算についても、9月と10月で続けて失点していました。

計算自体は決して難しいものばかりではありませんが、何を分母にするのか、どの数値を使うのかなどを正確に判断する必要があります。

こうした問題は、短時間の反復練習でも改善できる部分があると考えています。

模試の分析を家庭学習にどう生かすか?

2回の模試を受けて、今後の学習方針も少し明確になってきました。

今までは、間違えた問題を見ると、その単元の理解が足りないと考えて、参考書や問題集に戻ることが多かったように思います。

しかし、今回の結果からは、失点の原因をもう少し細かく分ける必要があると感じました。

知識や理解が足りなければ教材に戻って学習する。

理解していても解法が思いつくまでに時間がかかるなら、初見問題への取り組み方を練習する。

答えはわかっていても記述で点数が取れないなら、必要な根拠や条件をそろえて書く練習をする。

このように、失点の原因によって対策を変えることが重要です。

11月の模試までに、特に重点を置きたいのは次の3点です。

① 適性検査Ⅰの作文

採点済みの作文をもう一度書き直し、条件や表現の誤りを減らす。

② 適性検査Ⅱの算数

初見問題で解法に気づくまでの時間を短縮し、時間内に取れる問題を増やす。

③ 社会資料・理科の記述

資料の根拠や実験条件をそろえて説明する練習を行う。

教材を大幅に増やすのではなく、現在取り組んでいる教材と模試の解き直しを組み合わせ、効率よく弱点を補強していきたいと考えています。

11月1日の模試に向けて|長男が自分で決めた課題

11月1日には、3回目となる公中検模試を会場で受検する予定です。

今回、長男自身が次の模試で改善したいと話しているのが「資料記述の根拠不足」です。

9月・10月の模試では、資料の内容を読み取れていても、その内容を根拠として具体的に説明できず、失点してしまう問題がありました。

特に10月のデータセンターに関する提案問題では、資料に示された地域の特徴を根拠として十分に活用できず、10点満点中0点という結果でした。

そこで次回は、記述問題に取り組む際に「結論・資料の根拠・理由」の3つをそろえて書くことを意識するそうです。

親としては、模試の点数そのものも気になりますが、それ以上に、長男自身が答案を振り返り、次に克服する課題を見つけられたことを大切にしたいと思います。

11月1日の模試では、資料を根拠とした記述がどこまで改善できたのか、採点結果をもとに確認したいと思います。

11月以降は小石川そっくり模試にも挑戦!

11月1日には3回目の公中検模試を受検する予定です。

今回は会場受検となるため、10月のような自宅での受検とは異なり、試験当日のコンディションを整えて臨みたいと思います。

11月3日には四谷大塚の全国統一小学生テストも受検します。

こちらは適性検査対策とは目的を分け、算数・国語・理科・社会の4教科について、基礎知識や応用力に抜けがないか確認する予定です。

これまでに入手した全国統一小学生テストの過去問にも取り組み、複数年分の結果から弱点を洗い出しています。

そして11月22日には、早稲田進学会の小石川そっくり模試を受検する予定です。

公中検模試が適性検査全般の実力確認であるのに対し、こちらは小石川に特化した模試です。

本番に近い出題形式への対応力を確かめる、大切な機会になると考えています。

12月には最後の公中検模試、そして1月には小石川そっくり模試を予定しています。

2月3日の本番まで、模試の結果に一喜一憂するだけでなく、毎回の失点から次に何を学ぶべきかを考えていきたいと思います。

まとめ|模試の点数より、失点の原因を知ることが大切

今回、初めて公中検模試を2回受けてみて、模試の活用方法について考え方が少し変わりました。

9月は受検者平均を上回り、思った以上に良い結果でした。

一方、10月は点数が下がり、総合偏差値も50.5という結果でした。

しかし、2回の答案を比較してみると、単純な点数だけではわからないことが数多くありました。

自分の考えを文章にできること。

規則や実験結果を理解できること。

その一方で、限られた時間内に解法を見つけることや、作文・記述の条件を正確にそろえることに課題があること。

そして、模試当日の体調やコンディションも結果に影響する可能性があること。

これらは、実際に受検して初めてわかったことです。

塾なしで小石川を目指すわが家にとって、模試は単に偏差値を確認する機会ではありません。

家庭学習の成果を客観的に確認し、次に何を優先するべきかを考えるための大切な材料です。

模試の結果を親が分析する段階から、長男自身が課題を発見し、次の模試で克服しようとする段階へ進んだことがこの受検に取り組んできた大きな成果だと感じています。

今後も模試の結果や家庭学習の変化を記録しながら、2027年2月3日の小石川受検に向けて、親子で取り組んでいきたいと思います。

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