第21話 理科教材優先順位整理──「全部暗記」より「説明できる理科」へ

教材レビュー

前回の記事はこちら
👉 第20話 https://koishikawa-juken.com/?p=767

👉 シリーズ目次はこちらhttps://koishikawa-juken.com/?p=627

第19話の算数、第20話の国語につづいて、今回は理科です。
わが家の方針は第17話で決めた通り──小石川(都立中高一貫)の理科は、知識の暗記テストではない、という前提に立ちます。

この記事でわかること

✅ 小石川の理科は「知識暗記」よりも「根拠(データ)→条件整理→考察を短く説明する力」が得点源だとわかる
✅ 理科の単元をA/B/Cで優先順位づけし、どこを厚く・どこを薄く広く・どこを後回しにするか判断できる
✅ 自由自在(問題集・参考書)と塾技を“小石川仕様”で回す具体的な手順(解き方テンプレ/最短ルート)を持ち帰れる

小学校理科は、全部くまなく必要?

結論から言うと、理科を「全範囲・細部まで暗記」する必要はありません。
ただし、誤解がないように言うと、主要単元の“枠組み”と、実験・観察、資料読解は全範囲必須です。

小石川の適性検査(特にⅡ・Ⅲ)では、毎年のように

  • 観察・実験結果を読み取る
  • 条件を整理する
  • そこから考察して、文章で説明する

この力が問われます。
つまり、知識を持っているかどうか以上に、「根拠(データ)→整理→説明」までできるかが勝負になります。


    1. 小学校理科は、全部くまなく必要?
  1. 理科の優先順位(第17話の方針を理科に落とす)
    1. A:最優先(ここは厚く)
    2. B:中優先(薄く広くでOK)
    3. C:優先度を下げてよい(“暗記作業”になりやすい)
  2. 教材はどう使う?(別スレッドの結論のまとめ方)
  3. ① 生命分野
    1. A(最優先で使う)
    2. A(しっかり)
    3. B(薄く広く)
    4. C(優先度低)
  4. ② 地球分野
    1. A(重要)
    2. B(薄く)
  5. ③ 物質分野
    1. A(最重要ゾーン)
  6. ④ エネルギー分野
    1. A(最優先)
    2. B
  7. まとめ(この教材の扱い)
  8. 目次別:優先順位ABC(小石川基準・要約版)
    1. 1)生き物分野
    2. 2)地球・宇宙分野
    3. 3)エネルギー分野
    4. 4)物質分野
    5. 5)出題形式別(ここが“小石川最重要ゾーン”)
    6. 6)公立中高一貫(適性検査タイプの総合問題)
    7. 予想問題(私立型に寄りやすいセット)
  9. この問題集の“小石川用”おすすめ回し方(超実戦)
  10. 1問の解き方テンプレ(小石川仕様:30〜80字)
  11. 塾技 理科:小石川向け「優先順位」まとめ(著作権配慮の要約版)
    1. A(最優先:小石川に直結)
      1. ■ 物質・化学(実験→条件→結果が作りやすい)
      2. ■ 熱・光・音(資料読解+説明が書きやすい)
      3. ■ 力と運動(比例・比較・理由説明の宝庫)
      4. ■ 電気(回路+グラフ+条件整理)
      5. ■ 地学・環境(資料→原因→対策の型)
    2. B(中優先:Aの土台/薄く広く)
    3. C(優先度を下げてよい:暗記寄りになりやすい)
  12. 小石川向け「塾技」最短ルート(おすすめ順)
  13. この本を“小石川化”する解き方テンプレ(40〜80字)
  14. 自由自在〈理科・参考書〉:小石川向け 優先順位まとめ(目次を“辞書化”して使う)
    1. 🟥 A:必ず使う(頻出/説明の芯=適性Ⅱ・Ⅲの核)
    2. 🟧 B:必要に応じて(資料・図が出たら対応/背景理解)
    3. 🟨 C:基本は後回し(知識確認=「出たら引く」専用)
  15. 自由自在〈参考書〉の正しい使い方(小石川型)
    1. ❌ やらない
    2. ⭕ やる(困ったときに“引く”辞書運用)
    3. 1文言い換えの例(“理由づけ”の型)
    4. チェックリスト(説明が弱いときの見直しポイント)
      1. 4冊全体の役割が、これでこう整理されます
  16. 「理科40技」をChatGPTに作ってもらった
  17. 小石川向け:理科 “40技” チートシート(1枚)
    1. A. まず勝つための「説明の型」10技(最優先)
    2. B. 資料・グラフで落とさない 10技
    3. C. 実験問題で点が伸びる 10技(条件・操作・考察)
    4. D. 小石川っぽい“統合問題”で効く 10技(複合・日常・環境)
    5. 即効ミニテンプレ(答案で迷ったら)
  18. まとめ:理科は「知識の暗記」ではなく「説明の競技」
    1. 次回予告
    2. ▶ 関連リンク

理科の優先順位(第17話の方針を理科に落とす)

A:最優先(ここは厚く)

  • 実験・観察の作法
    (変えるもの/測るもの/そろえるもの)
  • データ読解(表・グラフ・資料の読み取り)
  • 頻出題材の理解と説明
    • 光・熱・音・電気
    • 生物と環境
    • 水・空気・状態変化

B:中優先(薄く広くでOK)

  • 天体(昼夜・月)
  • 地学(地震・火山・流水)
  • 人体(しくみの大枠)

C:優先度を下げてよい(“暗記作業”になりやすい)

  • 星座名・鉱物名の大量暗記
  • 生物・人体の細かい分類暗記

👉 知識の網羅より、「説明できる理科」を最優先。
ここがブレないように、教材の使い方も整理しました。


教材はどう使う?(別スレッドの結論のまとめ方)

わが家は、まず“優しい教材”から入りました。
その流れで、次に取り組むのが「自由自在シリーズ」です。

  • 自由自在(参考書):辞書的に使う(調べる用)
  • 自由自在(問題集):アウトプット用(解いて説明する練習)
  • 塾技(理科):小石川向けの“説明・考察”に寄せた技を作る素材
  • 最後に参考書へ戻り、弱点の「辞書引き」→「説明化」で固める

つまり、順番としては
やさしい教材 → 自由自在(問題集で回す)→ 塾技(技で伸ばす)→ 自由自在(参考書で穴埋め)
この流れが一番きれいでした。

まず「理科のだいじなところがしっかりわかるドリル」です。


教材の位置づけ(結論)

位置づけ:B〜Aの土台づくり用・理科の共通言語をそろえる本

  • ✔ 小3〜6の理科を「一度、同じ言葉・構造で整理」できる
  • ✔ 実験・観察・因果関係の“基本語彙”をそろえる用途に最適
  • ❌ これ単体で小石川対策の主軸にはならない
  • ❌ 考察記述・複合資料読解は弱い

👉
役割は「理科のOSインストール」
この後に使う 思考型教材・適性検査型教材の理解を助ける 下支え教材。

章別・単元別 ABC判定(小石川基準)

① 生命分野

A(最優先で使う)

  • ① 器具の使い方(1)
  • ⑭ 器具の使い方(2)
  • ㉒ 器具の使い方(3)

👉 理由

  • 実験条件整理(変える/測る/そろえる)の基礎
  • 小石川の「実験資料読み」の前提スキル

※ここは 丸暗記ではなく「なぜこの操作をするか」 を必ず言語化


A(しっかり)

  • ⑤ 植物の発芽と成長
  • ⑥ 花から実へ
  • ⑬ 生物どうしのつながり

👉 理由

  • 因果関係・環境条件・変化の説明が出しやすい
  • 適性Ⅱ・Ⅲで文章説明に直結

B(薄く広く)

  • ② 昆虫の成長とからだのつくり
  • ③④ 季節と生き物
  • ⑦ メダカの誕生
  • ⑧ ヒトの誕生
  • ⑨ からだのつくりと運動
  • ⑩⑪ 動物のつくりとはたらき
  • ⑫ 植物のつくりとはたらき

👉 理由

  • 知識は必要だが「分類暗記」に寄りやすい
  • 使い方次第でA化(例:環境が変わるとどうなる?)

C(優先度低)

※この教材内では ほぼなし
(※分類名の丸暗記に寄ったらC扱い)


② 地球分野

A(重要)

  • ⑮ 天気と気温・水のゆくえ
  • ⑯ 天気の変化
  • ⑰ かげと太陽
  • ⑳ 流れる水のはたらき
  • ㉑ 大地のつくりと変化

👉 理由

  • グラフ・図・時間変化の読み取りが中心
  • 小石川頻出の「資料→変化→理由」型

B(薄く)

  • ⑱ 太陽と月
  • ⑲ 星の動き

👉 理由

  • 原理理解は必要
  • 星座名・細かい運行暗記は不要

③ 物質分野

A(最重要ゾーン)

  • ㉓ 閉じこめた空気と水
  • ㉔ もののあたたまり方
  • ㉕ ものの温度と体積
  • ㉖ 水のすがた
  • ㉗ もののとけ方
  • ㉘ 水溶液の性質
  • ㉙ ものの燃え方

👉 理由

  • 実験条件 × データ × 考察の宝庫
  • 小石川理科のど真ん中

④ エネルギー分野

A(最優先)

  • ㉚ 光や音の性質
  • ㉝ ふりこのきまり
  • ㉞ てこのはたらき
  • ㉟ 電流のはたらき
  • ㊱ 電磁石の性質

👉 理由

  • 条件整理・比例関係・比較説明が必須
  • 適性Ⅱでの定番素材

B

  • ㉛ 風やゴムの力
  • ㉜ 磁石の力
  • ㊲ 発電と電気の利用

この教材の「正しい使い方(超重要)」

❌ NG

  • 赤字・太字を覚える
  • 用語テスト化する

⭕ OK

  • 「条件を変えると何がどう変わるか」を 口で説明
  • 図・表を見て 理由を1文で言う
  • 「もし〇〇だったら?」を必ず1つ足す

まとめ(この教材の扱い)

  • A単元:丁寧に(思考の型を作る)
  • B単元:さらっと(語彙・背景知識)
  • C化しそうな暗記は切る

👉次は自由自在理科問題集です。
この1冊は
「理科を説明できる言葉」に統一するための準備運動

この問題集の位置づけ(小石川観点)

目次別:優先順位ABC(小石川基準・要約版)

A=最優先(資料・実験・因果説明に直結)/ B=重要(やるが「暗記」に寄せない)/ C=優先度低(知識暗記・スピード勝負に寄りやすい)

1)生き物分野

  • 身近な生物の観察・記録(条件整理まで行ければ)… B(→A化しやすい)
  • 植物の成長プロセス(発芽〜成長、育つ条件)… A
  • 植物の体のはたらき(根・茎・葉などの役割を説明)… A
  • 動物の成り立ち・誕生(知識暗記中心になりがち)… C
  • 人体・動物のしくみ(大枠+説明に寄せる)… B
  • 生物と環境(関係/因果/食物・生態のつながり)… A
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 図解・資料(用語確認+資料読解の“辞書枠”)… A

2)地球・宇宙分野

  • 天気の変化(データ→原因説明)… A
  • 流水・地形変化(条件→結果→理由)… A
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 星の動き(名称暗記より「なぜそう見えるか」)… B
  • 太陽・月・地球の関係(原理+図で説明できればOK)… B
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 図解・資料(用語確認+資料読解の“辞書枠”)… A

3)エネルギー分野

  • 光・音(性質/伝わり方/実験結果の読み取り)… A
  • 電池・回路(条件変更→結果→理由)… A
  • 磁力・電流の関係(現象を図で説明)… A
  • 電気の利用(細部暗記より「変換・利用」を説明)… B
  • 運動(動きの変化をデータで扱う)… A
  • 力(作用・つり合い等を根拠つきで説明)… A
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 図解・資料(用語確認+資料読解の“辞書枠”)… A

4)物質分野

  • 温度変化と性質(状態変化・熱の扱い)… A
  • 溶け方・重さ(グラフ/表の読み取りが多い)… A
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 燃焼と空気(条件整理→結果→理由)… A
  • 水溶液(分類暗記より「根拠で判定」)… A
  • 思考力・作図・記述の演習パート … A
  • 図解・資料(用語確認+資料読解の“辞書枠”)… A

5)出題形式別(ここが“小石川最重要ゾーン”)

  • 表・グラフ読解 … A+(最優先)
  • 実験・観察の整理(条件/結果/考察)… A+(最優先)
  • 計算(読み取った後の道具として)… B

6)公立中高一貫(適性検査タイプの総合問題)

  • 生き物/地球・宇宙/エネルギー/物質の総合 … A

予想問題(私立型に寄りやすいセット)

  • 基本は … C
  • ただし「資料→理由説明」が中心の回だけ拾うなら … B に引き上げ可

この問題集の“小石川用”おすすめ回し方(超実戦)

  1. 出題形式別(表グラフ/実験観察)を先に固める
  2. 次に適性検査タイプの総合問題で統合練習
  3. 最後にエネルギー・物質のAテーマを補強(生物・地球はAだけ薄く戻る)

1問の解き方テンプレ(小石川仕様:30〜80字)

解いた後に、必ずこの順で短くまとめる練習:

  • 条件(変えた/そろえた)結果(数値・傾向)理由(しくみ)結論

次は塾技100理科です。

1) 教材の位置づけ(小石川観点)

位置づけ:A(上位)

  • 強い点:実験・条件整理/グラフ・比例/理由説明 に直結する技が多い
  • 注意点:私立向けに 知識・暗記(植物名・分類・天体の細部) が混ざるので、そこは削る

👉 自由自在(問題集)で「広く」やった後、塾技で「型」を固めると相性が良いです。


2) 塾技100理科をABCで優先順位づけ

塾技 理科:小石川向け「優先順位」まとめ(著作権配慮の要約版)

※ここでは目次をそのまま転記せず、内容をテーマ別に要約して優先順位を付けています(著作権配慮)。


A(最優先:小石川に直結)

実験・条件整理・資料(表/グラフ)→理由説明に直結する単元。

■ 物質・化学(実験→条件→結果が作りやすい)

  • 溶液の基本(溶け方/濃さ/性質/中和)
  • 気体の扱い(発生・集め方・性質の整理)
  • ものの燃え方/金属の変化(酸化など)
  • 状態変化と熱(あたたまり方・熱の伝わり方)

■ 熱・光・音(資料読解+説明が書きやすい)

  • 光(進み方・反射・屈折・レンズ)
  • 音(振動・伝わり方など)

■ 力と運動(比例・比較・理由説明の宝庫)

  • ばね/てこ/滑車などの「しくみ」と「得」
  • 密度・浮力など、比べて説明できる題材
  • 振り子・運動の規則性

■ 電気(回路+グラフ+条件整理)

  • 回路の基本、電流による変化(明るさ・発熱など)
  • 電磁石~電気の利用(条件を変えて比較しやすい)

■ 地学・環境(資料→原因→対策の型)

  • 気象(気温・湿度→雲→風→前線→台風→日本の天気)
  • 地震・火山・流水(図・資料からしくみを説明)
  • 環境問題(原因と対策をセットで整理)

B(中優先:Aの土台/薄く広く)

暗記で押さず、図や言葉で説明できるレベルまででOK。

  • 気体・燃焼などの基礎(Aの理解を支える範囲)
  • 生物の基礎(植物のはたらき/動物の成長やくらし)
  • 食物のつながり(食物網など)※文章説明にしやすい
  • 人体(消化・呼吸・血液循環など)は「流れ」を重視
  • 天体(太陽・月・星の動き)は図解重視(名称暗記は最小限)
  • 地層は「でき方」と「読み取り」を中心に

C(優先度を下げてよい:暗記寄りになりやすい)

小石川は「名称コンプリート」より「説明」が得点源。

  • 特定の植物・花など、種類当てや細部暗記に寄りやすい範囲
  • 生物の分類を名称網羅で覚える学習
  • 特定の昆虫など、細かな生活史・種類暗記に寄りやすい部分
  • 人体の器官名を大量に覚える方向(仕組み理解だけでOK)
  • 惑星名など、丸暗記型の知識チェック寄り

小石川向け「塾技」最短ルート(おすすめ順)

まずはこの順で回すと、短期間で伸びやすいです。

  1. 実験の作法(変える/そろえる/測る・器具の扱い)
  2. 溶液・状態変化・熱(条件整理→結果→理由が書ける)
  3. 力学(てこ・滑車・密度/浮力)(比較と説明で点になる)
  4. 電気(回路~電磁石)(表・グラフ読解と相性が良い)
  5. 天気(湿度→雲→風→前線→台風)(資料→因果が作れる)
  6. 地震・火山・流水+環境(しくみ+対策が書ける)

この本を“小石川化”する解き方テンプレ(40〜80字)

塾技は「技を覚える」より、説明文に変換すると強いです。
各問題のあとに、必ずこの型で一文を書かせます。

  • 条件(変えた/そろえた)→結果(数値・傾向)→理由(しくみ)→結論

次に自由自在高学年理科です。

自由自在〈理科・参考書〉の位置づけ(小石川視点)

位置づけ:B(辞書・裏取り・概念確認用)

  • 主用途:
    • ❌ 通読・順番学習
    • 「分からないときに引く」「説明を補強する」
  • 小石川では
    👉 知識量そのものは評価されない
    👉 しかし
    👉 説明の正確さ・因果のズレのなさは強く見られる

つまりこの本は

✨「答えの質を上げるための背景知識供給装置」

として使うのが最適です。


自由自在〈理科・参考書〉:小石川向け 優先順位まとめ(目次を“辞書化”して使う)

🟥 A:必ず使う(頻出/説明の芯=適性Ⅱ・Ⅲの核)

小石川で最優先なのは「知識の暗記」よりも、実験・観察の条件→結果→理由を言葉で説明する力。ここはその“理由づけ”の土台になります。

  • エネルギー(光・音・電気・熱):光の進み方/反射・吸収、音の伝わり、電流と発熱、発電・蓄電など
    → 問題集や塾技で出た内容の「なぜそうなる?」を確認する用途
  • 力(道具・運動・つり合い):てこ・滑車・輪軸、ばね、重力、浮力など
    → 比較・比例・グラフの読み取りを「説明文」に落とす補助
  • 物質(空気・水・温度変化・水溶液・燃焼):とけ方、温度による変化、酸・アルカリ・中和、燃え方と空気の関係など
    → 実験条件(変える/そろえる/測る)を正確に文章化するための辞書

🟧 B:必要に応じて(資料・図が出たら対応/背景理解)

地学・天体は「暗記しない」でOK。図や資料が出たときに、“なぜそう見えるか/どうしてそうなるか”を説明できれば十分です。

  • 天気・水・土地の変化:天気の変化、台風、流水、地層、火山、地震など(資料が出たら原因と結果を整理)
  • 天体:太陽・月・地球の見え方、星の動き、宇宙の広がりなど(図の読み方+見え方の理由)

🟨 C:基本は後回し(知識確認=「出たら引く」専用)

ここは得点効率が下がりやすい領域。覚えに行かず、必要になったら参照する使い方に寄せます。

  • 生物の細かい分類や、部位名の暗記中心の内容
  • 一覧・事典的ページ(用語集、まとめ表、カタログ系)
  • 星座・岩石・鉱物などの「名称リスト」系

自由自在〈参考書〉の正しい使い方(小石川型)

❌ やらない

  • 章頭から順番に読み切る
  • 赤字・用語を全部暗記する
  • 精読して「わかった気」になる

⭕ やる(困ったときに“引く”辞書運用)

  1. 問題集/塾技で詰まる(理由が言えない・条件整理ができない)
  2. 自由自在で図・条件・因果(なぜ)を確認
  3. 用語の定義を「自分の言葉」で短くつかむ
  4. ノートに1文で言い換えして固定する
  5. 同じ型の問題で説明を書いて再現できるか確認

1文言い換えの例(“理由づけ”の型)

  • ✕ 電流が大きいと熱が大きい
  • ⭕ 電流が大きいほど、同じ時間に流れる電気の量が増え、抵抗で発生する熱が大きくなる

チェックリスト(説明が弱いときの見直しポイント)

  • 条件:何を変えた?何をそろえた?何を測った?
  • 結果:表・グラフから何が言える?(増える/減る/変わらない)
  • 理由:その結果になる仕組みは?(因果でつなぐ)
  • 言い換え:専門語を使っても、短い日本語に直せる?

4冊全体の役割が、これでこう整理されます

教材役割
やさしい理科ドリル導入・安心感
自由自在〈問題集〉実戦・思考訓練
塾技100 理科型・武器
自由自在〈参考書〉辞書・裏付け

👉 主役は「問題集+塾技」
👉 参考書は黒子


「理科40技」をChatGPTに作ってもらった

理科の勉強で一番もったいないのは、
「覚えたのに、書けない」
「言いたいことは分かるのに、答案がバラける」
この状態です。

そこで作ったのが、小石川向け:理科“40技”チートシートです。
狙いはシンプルで、知識を“説明に変換”すること。

合言葉はこれ。

  • 条件 → 変化 → 理由(因果)
  • 比べる軸
  • 例外チェック

理科で点が落ちるのは、知識不足よりも
「条件がズレる」「比較軸がズレる」「単位がズレる」
こういう“ズレ”が原因になりがちです。
だから、普段の演習からズレを減らす型を持っておくのが強い。


小石川向け:理科 “40技” チートシート(1枚)

目的:知識を“説明に変換”し、資料問題・実験問題で減点されない。
合言葉:条件→変化→理由(因果)比べる軸例外チェック


A. まず勝つための「説明の型」10技(最優先)

  1. 三段型:結論→根拠→具体例(短く強い)
  2. 因果の矢印:「〜だから→〜になる」を1本にする
  3. 条件固定:「同じ条件で比べる」(量・時間・温度・距離)
  4. 変数は2つまで:変えるのは1つ、比べる軸も1つ
  5. 比較の軸:大/小・速い/遅い・多い/少ない・強い/弱い
  6. 言い換え:用語→小学生語(例:蒸発=水が気体になる)
  7. 例外チェック:「ただし〜の場合は」を最後に1回確認
  8. 図で説明:文章が長いなら図/矢印/表に逃がす
  9. 最小単位で答える:何が“増える/減る”のかを名詞で明確化
  10. 一文で締める:最後に「つまり〜」で結論を再提示

B. 資料・グラフで落とさない 10技

  1. 単位を見る:g / mL / ℃ / V / A / W / 秒(最初に確認)
  2. 目盛りの罠:等間隔か・途中から縮尺が変わってないか
  3. “増え方”を言語化:一定/だんだん/急に/頭打ち
  4. 比例・反比例を疑う:直線/曲線/原点を通るか
  5. 差を見る:A−B(増減)を作ると一発で見える
  6. 比で見る:A÷B(効率・濃さ・速さ)を作る
  7. 平均の使いどころ:ばらつきがあるなら平均で代表させる
  8. 外れ値に気づく:1点だけ変なら「測定ミス/条件違い」も検討
  9. “何が一定?”:表の見出しで固定条件を探す
  10. 結論→証拠番号:説明文に「表○より」「図○より」を入れる

C. 実験問題で点が伸びる 10技(条件・操作・考察)

  1. 目的→仮説:「〜なら〜」の形で予想を書く
  2. 操作変数:変えるものは1つ(他は同じにする)
  3. 統制:量/時間/温度/回数/距離/材質/明るさをそろえる
  4. 対照実験:「やった場合」と「やらない場合」を用意
  5. 手順は時系列:①②③…(途中で目的を書かない)
  6. 測定の工夫:同じ方法で測る、複数回測って平均
  7. 安全・正確:保護メガネ/火/薬品/熱湯の注意が書けると強い
  8. 結果は“観察語”:色・におい・泡・温度・音・光など具体で
  9. 考察は因果:結果→理由→教科書知識で裏付け
  10. 失敗理由:「条件がそろっていない」「測定誤差」などを言える

D. 小石川っぽい“統合問題”で効く 10技(複合・日常・環境)

  1. テーマを一言で:この問題は「エネルギー効率」「水循環」など
  2. 因果を3点で:原因→途中→結果(間を埋める)
  3. 複数資料の接続:A資料で傾向、B資料で理由、C資料で結論
  4. “比較対象”を揃える:都市/季節/材質/条件がズレてないか
  5. 見落とし語:「最も」「主に」「同じ」「増加率」など条件語を囲む
  6. 説明の長さ調整:短問=一文/記述=3文(結論→根拠→まとめ)
  7. 数字は意味づけ:計算したら「だから〜と言える」を必ず付ける
  8. 日常例で補強:鍋の取っ手/保冷/影/換気など身近に落とす
  9. 環境・防災につなぐ:節電/熱中症/地震/豪雨などに一言接続
  10. 最後に“ズレ検査”:主語・単位・比較軸・条件・結論が一致してるか

即効ミニテンプレ(答案で迷ったら)

実験考察 → 「結果→理由(教科書知識)→結論」

なぜ? → 「〜だから、〜になる」

比べよ → 「比べる軸(大/小等)を先に書いてから説明」

グラフ説明 → 「図よりAは〜、Bは〜。よって〜と言える」


まとめ:理科は「知識の暗記」ではなく「説明の競技」

理科を全部暗記しようとすると、時間は溶けます。しかも小石川では、その努力が点に直結しないことが多い。
だからこそ、やるべきは逆で、

  • 主要単元の枠組みは全範囲
  • 実験・観察・資料は全範囲
  • そのうえで、説明の型(40技)で“答案化”する

この順番が最短です。

知識は「持っているだけ」だと点になりません。
知識を、条件とデータに結びつけて、短く正確に説明できる。
ここまでできて、はじめて小石川の理科が“武器”になります。

次回予告

👉第22話|社会教材の優先順位を全部見直した話 https://koishikawa-juken.com/?p=833

次回も、社会の教材で
実際に使っているテキストのチャプター別に、どこを優先し、どこを後回しにするか

を具体的に整理していく予定です。

▶ 関連リンク

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