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前回の記事では、社会の8週間学習計画について紹介しました。
今回はその続きとして、理科の8週間学習計画をまとめていきます。
この記事でわかること
- 小石川中等教育学校の適性検査を意識した、6年生1学期・理科の8週間学習計画の立て方がわかります。
- 「ものの燃え方」「動物の体のはたらき」「植物のからだのはたらき」を、どの順で・どの重みで学ぶべきかがわかります。
- 理科を単なる暗記で終わらせず、図・実験・資料をもとに説明する力へつなげる家庭学習の考え方がわかります。
社会と同じく、理科も学校の新学期に合わせて計画を立てました。
我が家は塾なしで小石川中等教育学校を目指しているため、学校の授業を土台にしながら、家庭学習の中でどうやって「小石川で求められる力」につなげていくかをいつも意識しています。
理科は、ただ知識を増やせばよい教科ではありません。
特に小石川の適性検査では、知識そのものよりも、実験結果を読み取り、条件を比べ、理由を説明する力が問われます。
だからこそ、今回の計画では
- 学校で学ぶ6年生1学期の内容をしっかり押さえる
- そのうえで5年生までの内容をつなぎ直す
- 最終的に「資料を見て考え、短く説明する」力に変えていく
この3段階を意識して組み立てました。
まず、6年生1学期に学校で学ぶ内容
学校の年間指導計画をもとにすると、6年生1学期の理科はおおよそ次の流れで進みます。
- 4月 ものの燃え方 8時間
- 4月 地球とわたしたちのくらし 2時間
- 5月 動物の体のはたらき 10時間
- 6月 植物のからだのはたらき 8時間
- 7月 生き物どうしのかかわり 6時間
この流れを見ると、1学期はかなりはっきりしています。
前半は燃焼、中盤は人体、後半は植物、最後に生き物どうしのつながりです。
我が家の理科計画では、まずこの学校内容を軸に据えます。
そのうえで、5年生で学習した
- ものの性質
- もののとけ方
- 植物の育ち方
- 人や動物の誕生
- 電流
- ものの動き
- 天気
- 流水
といった内容を少しずつつなぎ直していく構成にしました。
つまり、単元を点で終わらせず、
「今年習うこと」と「去年までに習ったこと」を線で結ぶことを意識した計画です。
小石川の過去問から見た、6年生1学期理科の位置づけ
今回も、ただ学校進度に合わせるだけではなく、
「この単元は小石川でどれくらい重要なのか?」
という視点で整理しました。
ChatGPTに、学習指導要領と小石川の過去問の両方から位置づけを確認してもらったところ、結論はかなり明確でした。
結論から言うと、6年生1学期の理科単元は、
「そのまま知識を問われる中心単元」ではなく、小石川で必要な理科の考え方を作る土台単元です。
小石川の理科は、単元名をそのまま聞いてくるタイプではありません。
実際の過去問を見ても、
- 実験結果をもとに考察する
- 条件を比べる
- 資料や図を読み取る
- 理由を短く説明する
といった力がかなり重視されています。
つまり大事なのは、
「酸素」「二酸化炭素」「でんぷん」「肺」「心臓」などの言葉を知っていること自体ではなく、
それらを使って、変化や関係を説明できることです。
優先順位は「植物」「燃焼」「人体」の順
今回、我が家では6年生1学期の主要3単元を次の順で見ました。
- 植物のからだのはたらき
- ものの燃え方と空気
- 動物の体のはたらき
もちろん、どれも学校では大切な単元です。
ただし、小石川向けの家庭学習として重みをつけるならこの順だと判断しました。
1位 植物のからだのはたらき
植物単元は、観察・条件比較・理由説明につなげやすく、非常に小石川向きです。
- 葉に日光が当たるとでんぷんができる
- 根から吸った水が茎を通って葉まで運ばれる
- 水は主に葉から出ていく
こうした内容は、単なる暗記で終わらせず、
「どこで何が起こっているか」を図や短文で説明する練習に直結します。
2位 ものの燃え方と空気
燃焼は、最近の過去問で単元名そのものが前面に出ているわけではありません。
それでも重要度が高いのは、
条件をそろえる・結果を比べる・理由を言う
という理科の基本動作を鍛えられるからです。
- ものが燃えると酸素が使われる
- 二酸化炭素が増える
- 実験結果からそう言える理由を説明する
この力は、そのまま適性検査の考察問題につながります。
3位 動物の体のはたらき
人体は重要単元ですが、植物や燃焼に比べると、最近の小石川では「実験・比較・考察」の中心として前面に出やすいタイプではありません。
そのため我が家では、細かい臓器名の暗記よりも、
- 呼吸
- 消化
- 循環
- 排出
この4つがどうつながっているかを流れで説明できることを優先しました。
A・B・Cで分けたときに、何を優先するか
理科の家庭学習でいつも難しいのは、
「どこまでやるか」です。
そこで今回は、内容をA・B・Cで分けました。
A 小石川で点につながりやすいもの
- 図や表、実験結果を見て説明できるもの
- 条件比較ができるもの
- 理由を短く言えるもの
B 知識の骨格として必要なもの
- 単元全体のつながり
- 基本用語
- 大まかな流れ
C 後回しでもよい細かな暗記
- 細かすぎる用語
- 実験名だけの丸暗記
- 名前だけを増やす学習
この基準で考えると、理科は「覚える量」を増やすより、
説明できる内容を増やす方が圧倒的に大事だと感じます。
8週間の配分方針
我が家の理科は、1週間あたり
- 25分×9コマ
- 15分×7コマ(暗記・確認)
で回します。
この枠の中で、最初の4週間は6年生1学期の主要3単元に集中し、
後半4週間で「生き物どうしのかかわり」と5年生内容への接続を行います。
全体の考え方は次の通りです。
前半4週間
- 第1週 基本理解
- 第2週 基本定着+短い説明
- 第3週 資料・実験・考察
- 第4週 総合・弱点補強
後半4週間
- 第5週 生き物どうしのかかわり導入
- 第6週 5年生内容との接続
- 第7週 小石川型問題への変換
- 第8週 総合確認とミニテスト
第1週の週間配分
まず最初の1週間は、各単元の土台づくりです。
25分×9コマは、次の比率にしました。
- 植物 4コマ
- 燃焼 3コマ
- 人体 2コマ
15分の暗記7コマは、
- 植物 3回
- 燃焼 2回
- 人体 1回
- まとめ 1回
です。
植物と燃焼を多めにしたのは、
小石川で強い
「観察 → 条件整理 → 結果説明」
の型をここで作りたいからです。
第1週で目指すこと
植物
- 根・茎・葉の役割が言える
- 水の通り道が言える
- 日光とでんぷんの関係が言える
燃焼
- ものが燃えると酸素が使われると分かる
- 二酸化炭素ができると分かる
- 実験結果を見て理由が言える
人体
- 呼吸と血液の関係が分かる
- 消化・吸収・排出の流れが分かる
- 体全体がつながって働いていると分かる
この週のポイントは、
「知っている」で終わらず、1文で言えるようにすることです。
第2週は「言える」に変える週
第2週は、第1週で理解した内容を、実際に自分の言葉で言えるようにしていく週です。
たとえば植物なら、
- なぜ葉が大事なのか
- 根・茎・葉がどうつながるのか
- 蒸散はどこで起こるのか
燃焼なら、
- 燃える前と後の空気の違い
- 何を変え、何をそろえたか
- なぜその結果からそう言えるのか
人体なら、
- 呼吸の流れ
- 消化の流れ
- 体の中で酸素や養分がどう運ばれるのか
こうした内容を、1~2文で答える練習に変えていきます。
この段階ではまだ難問はやりません。
まずは、知識を「説明できる形」に直すことが目的です。
第3週は「図・表・実験結果から考える」週
第3週から、少しずつ小石川型に寄せていきます。
ここでは知識確認よりも、
- 図を見て答える
- 実験結果を見て考える
- 条件を比べる
- 「結果」と「理由」を分けて言う
ことに重心を移します。
植物であれば、
- 葉・茎・根の図を見て、どこで何が起こるか説明する
- 日光あり・なし、水あり・なしの違いを考える
- この実験は何を確かめるためかを言う
燃焼であれば、
- 実験結果のどこから何が言えるか整理する
- 空気量の違いを比べる
- 結果→理由の順で書く
この週から、ようやく
「理科の知識」から「理科の思考」へ移る
感覚になります。
第4週は総合と弱点補強
第4週は、新しい知識を増やすというより、
ここまでの内容を小石川で使える形に整える週です。
- 植物は、葉・水・日光・でんぷんをつないで説明
- 燃焼は、空気の変化を図や表で説明
- 人体は、呼吸・消化・循環・排出のつながりを説明
そのうえで、
- 資料を見て何が分かるかを抜き出す
- 2つの結果を比べて、同じ点・違う点を言う
- 2~3文で答える短い記述をする
- ミニ確認テストで弱点を見つける
という流れで仕上げていきます。
この4週間で大事なのは、
完璧に覚えきることではなく、
「図・表・結果を見て、短く説明する」型を作ることです。
第5週以降は「つなぎ直し」の時間に入る
今回の8週間計画は、前半4週間で主要3単元の軸を作り、
後半4週間でそれを広げていく構成にしました。
第5週
7月の学校内容である生き物どうしのかかわりを入れます。
植物と人体を単独の単元として見るのではなく、
「食べる・食べられる」「空気・水・日光との関係」といった形で、生態系全体の中で見直します。
第6週
5年生内容との接続です。
植物なら「植物の育ち方」、人体なら「人や動物の誕生」、燃焼や空気なら「天気」「ものの性質」など、これまでの学習内容と少しずつ結び直していきます。
第7週
小石川型の問題に近い形に変換します。
資料を見て考える、実験結果を読み取る、条件を比べて理由を書く、といった演習を増やします。
第8週
総合確認です。
ミニテスト、口頭説明、短い記述を通して、
「知識がつながっているか」「説明できるか」を最終確認します。
25分コマの使い方を固定した
理科は、やり方がぶれると定着しにくい教科です。
そのため、25分コマは毎回できるだけ同じ型で回すことにしました。
- 5分 前回の確認
- 10分 新しい内容を理解
- 7分 図・表・短い問題で確認
- 3分 最後に1文で説明
この最後の3分がとても大事です。
たとえば、
- 植物なら
「葉に日光が当たると、葉ででんぷんがつくられる」 - 燃焼なら
「ものが燃えると酸素が使われ、二酸化炭素ができる」 - 人体なら
「肺で取り入れた酸素は血液によって全身に運ばれる」
こんなふうに、毎回短く言い切る練習をします。
これだけで、理科が「読んで終わり」になりにくくなります。
15分暗記コマも、丸暗記にはしない
理科の暗記は、社会のように一問一答だけで回すと、思ったほど伸びません。
そこで15分コマも、次の3段階で回すことにしました。
- 5分 用語確認
- 5分 図や流れを見て言う
- 5分 何も見ずに説明する
つまり、
言葉を覚える → 図と結びつける → 自分の言葉で言う
この流れです。
同じ15分でも、ただ赤シートで回すのとはかなり違います。
小石川で必要なのは、知識の量よりも、
知識を使って説明できることだからです。
この配分にした理由
今回、植物を最も重くしたのは、
観察・図・働きの説明に直結しやすいからです。
燃焼を次に置いたのは、
条件をそろえる・結果を比べる・理由を書く
という理科の基本型を鍛えやすいからです。
人体は大切な単元ですが、
最近の小石川の出題傾向を考えると、まずは細かい暗記よりも
流れとつながりを押さえることが先だと考えました。
この重みづけは、学校の重要度そのものというより、
受検対策としてどこに時間を厚く置くか
という考え方です。
かなり大事だと思っている注意点
理科の学習で、我が家が特に気をつけたいのは次の3つです。
- 細かい語句だけ覚える
- 実験名だけ覚える
- 単語だけで終わる
これらは学校の小テストには役立つかもしれません。
でも、小石川にはあまり直結しません。
小石川で必要なのは、
**「知っているか」より「見て考えて説明できるか」**です。
だから今回の8週間でも、
暗記をゼロにはしないけれど、
暗記をゴールにはしないことを徹底したいと思っています。
まとめ 理科は「説明できる形」にしていく
今回の理科8週間計画は、
単元をたくさん詰め込む計画ではありません。
- 学校で習う内容を軸にする
- 小石川で重要な順に重みをつける
- 図・表・実験結果から説明できる形に変える
- 5年生内容ともつなぎ直す
この流れで、理科を少しずつ
「知識の教科」から「考える教科」へ変えていく
ことを狙っています。
前回の社会でも感じましたが、
学校進度と受検対策は、うまくつなげればむしろ相乗効果があります。
理科も同じで、学校の授業を丁寧に受けることが、そのまま家庭学習の土台になります。
そしてその上に、
「なぜそうなるのか」
「どこからそう言えるのか」
を一つずつ積み上げていくことが、塾なし家庭にとっては一番現実的で強い方法なのではないかと感じています。
次回以降は、この計画を実際に回しながら、
うまくいった点、修正が必要だった点も含めて記録していきたいと思います。
次回予告
👉 小石川受検に向けた小6算数の8週間学習計画|学校進度を軸に考えた優先順位|6年1学期の学校授業の位置付けと4月〜6月の8週間スケジュール
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