小石川受検に向けた小6国語の8週間学習計画|小6前期・学校進度を生かす塾なし家庭の進め方

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この記事でわかること

  • 小6国語の1学期単元のうち、どこが小石川適性検査と強くつながるか
  • 教科書を持ち帰れない家庭でも、自宅教材でどう代替できるか
  • 国語の8週間計画で、何を優先して進めればよいか

社会、理科、算数に続いて、今回は国語の8週間計画についてまとめます。

国語は、算数の「比」や理科の「燃焼」のように、見た瞬間に「受検に直結しそう」とは見えにくい教科かもしれません。
ですが実際には、小石川適性検査の土台をもっとも広く支えているのが国語だと感じています。

特に小6の1学期は、説明文の構造をつかむ、原因と結果を整理する、複数の意見を比べる、根拠をもとに自分の考えを書く、といった力を育てやすい時期です。
これはまさに、小石川受検で求められる力そのものです。

今回は、学校の1学期国語をどう受検につなげるか、さらに教科書を家に持ち帰れないというわが家の事情の中で、どう自宅学習に落とし込むかまで整理してみました。


国語は小石川受検とかなり相性が良い

小石川の国語系で強く問われるのは、単なる感想ではありません。

求められるのは、たとえば次のような力です。

  • 文章の要旨をつかむ
  • 原因と結果を整理する
  • 事実と意見を分けて考える
  • 複数の立場や情報を比べる
  • 条件に沿って、自分の考えを理由つきで書く

この観点で見ると、小6の4月〜7月の国語はかなり当たりの時期です。
学校の授業をうまく使えば、「受験用の別勉強」ではなく、学校国語そのものを適性検査の基礎訓練に変えられるからです。


1学期の国語で特に重視したい単元

1. 「イースター島にはなぜ森林がないのか」

この単元は最重要です。

ここで鍛えられるのは、文章の構成、要旨、論の進め方、そして本文と図表の結び付けです。
小石川では、文章や資料を読んで「何が主張か」「その根拠は何か」「どの順で説明しているか」を捉える力が必要です。

つまりこの単元は、適性Ⅰの読解だけでなく、適性Ⅱ・Ⅲでの資料読み取りにもつながります。

2. 「いざというときのために」

これは、防災をテーマに提案書を書く単元です。

題材を決めて調べ、事実と意見を区別しながら、相手に伝わるように書く。
この流れは、小石川の記述問題にかなり近いです。

特に「結論→理由→具体例」で書く力は、学校でも受検でも強い武器になります。

3. 「インターネットの投稿を読み比べよう」

これも非常に重要です。

複数の投稿を比べ、説得の工夫を見抜き、最後に自分の意見をまとめる。
小石川で問われやすい比較・根拠吟味・意見形成がまとまって入っています。

情報の信頼性まで意識しやすい題材なのも、今の時代に合っています。


土台として効く単元も多い

主役は上の3単元ですが、支える単元も見逃せません。

「原因と結果」

理科や社会でもそのまま使える、説明力の基礎です。
「なぜそうなったか」「その結果どうなったか」を短く説明する練習は、全教科に効きます。

「文と文とのつながり」

記述で減点されやすい、主語のズレ、指示語のあいまいさ、接続の弱さを防ぐ単元です。
内容以前に文章が伝わらない、という失点を減らしてくれます。

「つなぐ言葉の使い分け」

「だから」「しかし」「たとえば」「一方で」などの使い分けで、答案の読みやすさは大きく変わります。
地味ですが、記述を一段上げる単元です。


わが家で起きた問題―教科書を家で使えない

ここで、わが家にはひとつ問題がありました。

息子の学校では、タブレットを毎日持ち帰って充電する関係もあり、教科書を普段は家に持ち帰りません
持ち帰るのは主にドリルやプリントだけです。

算数や理科、社会なら「自由自在」などをテキスト代わりにしやすいのですが、国語はそう簡単ではありません。
学校で扱っている本文そのものが手元にないため、家で同じ文章を使って復習するのが難しいからです。

そこで考え方を変えました。

「学校の文章を家で再現する」のではなく、「学校単元で身につけたい力を、自宅教材で置き換える」
この発想に切り替えると、かなりやりやすくなりました。


自宅教材でどこまで代替できるか

結論から言うと、かなり代替できます

今回わが家で使う候補は、次の教材群です。

  • ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2
  • 塾講師が公開 中学受験 塾技100 国語
  • 小学総合的研究 わかる国語
  • ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集
  • 中学入試語彙力トレーニング1400+ 基礎編・発展編
  • さらに第3週以降に投入予定
    • ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集
    • ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集
    • ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[一文力編]

学校単元で育てたいのは、要するに次の5つです。

  1. 論の進め方を読む
  2. 原因と結果を整理する
  3. 事実と意見を分ける
  4. 複数の情報や意見を比べる
  5. 自分の意見や提案を書く

この5つに合わせて教材を役割分担すると、教科書がなくても家庭学習を十分組み立てられます。


教材ごとの役割分担

主軸にする教材

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2

これは今回の中心教材です。
比較、論理、要点整理、たどる力など、学校の説明文単元で育てたい力と相性が良いからです。

技術補強に使う教材

塾技100 国語

こちらは本文そのものを味わうというより、設問処理の型を身につける教材です。
接続語、指示語、段落、要旨、内容一致など、構造を読む力の補強に向いています。
ただし全部を深追いしすぎると私立型に寄りやすいので、必要な技だけ抜いて使うのが良さそうです。

辞書のように戻る教材

わかる国語

説明文の読み方、要旨、文章構成、接続、文のつながりなど、分からなくなったときに戻る本として優秀です。
主役ではありませんが、理解の土台を支えてくれます。

毎日の補強用

ふくしま式語彙力
語彙力トレーニング1400+ 基礎編・発展編

これらは今回の主教材ではありません。
ただし、要約・提案・比較意見を書くときの語彙の精度を上げる意味では非常に大事です。
毎日15分の短時間枠で回すのがちょうど良いと思います。

第3週以降に入れる教材

  • 一文力編:文章の骨格を1文でつかむ
  • 要約力:文章全体を短くまとめる
  • 200字メソッド「書く力」:提案文・意見文を書く

この3冊が入ることで、前半の「読む力」から後半の「書く力」へ、かなりきれいにつながります。


国語8週間計画の全体像

今回の8週間は、次の流れで組みました。

第1〜2週

比較・要点・要旨・論の進め方の土台づくり

まずは説明文を「なんとなく読む」のではなく、

  • 何について書いてあるか
  • どの順番で話が進むか
  • 結論はどこか
  • 理由は何か
    を押さえる練習を優先します。

ここは「イースター島にはなぜ森林がないのか」の代替期間でもあります。

第3〜4週

一文でつかむ力、要約力の導入と定着

新教材を投入して、

  • 1段落を1文でまとめる
  • 文章全体を30字、50字、80字でまとめる
    といった練習を増やします。

小石川の国語は、長く書く前に短く正確にまとめる力が大切です。
ここで土台を作っておくと、後半の記述がかなり書きやすくなります。

第5〜6週

提案文の骨格づくりと仕上げ

「いざというときのために」に対応する期間です。
この時期は、

  • 問題点を1文で言う
  • 理由を2つ出す
  • 結論→理由→具体策で書く
    という流れを意識します。

教材だけでは提案文は完成しにくいので、
「家の防災」「通学路の防災」「学校でできる防災」など、身近なテーマで80〜150字の提案を書く時間を家庭で作る予定です。

第7〜8週

比較読解・説得の見方・意見文

「インターネットの投稿を読み比べよう」を先取りする位置づけです。
2つの意見の共通点と相違点を整理し、最後に「自分はどちらに近いか」「なぜそう考えるか」を書きます。

ここでは、要約力と書く力をつなぐことが目標です。
最終的には150〜200字程度の意見文まで持っていけると理想です。


学校の国語を受検対策に変える家庭学習の型

実際の運用では、毎回すべてを完璧にやる必要はありません。
学校の国語をそのまま受検対策に変えるなら、家庭では次の3点セットで十分だと考えています。

1. 1文要約

「この文章は結局何を言いたいのか」を1文で言う。

2. 構造確認

次のうちどれかを必ず確認する。

  • 結論はどこか
  • 理由は何か
  • 原因と結果は何か
  • 比較しているのは何と何か
  • どの資料が根拠か

3. 80〜120字で書く

  • 自分はどう考えるか
  • その理由は何か
  • どこを根拠にしたか

この3つを続けるだけで、学校国語はかなり受検仕様になります。


まとめ

今回あらためて感じたのは、小6の1学期国語は、小石川受検の土台づくりとしてかなり優秀だということです。

説明文の構造、因果関係、複数意見の比較、提案文、接続や文のつながり。
これらはどれも、小石川で必要になる力と深くつながっています。

一方で、わが家のように教科書を家に持ち帰れない場合は、学校と同じ文章で復習するのが難しいという問題もあります。
でも、それは必ずしも致命的ではありません。

大事なのは、学校で身につけたい力を見抜いて、自宅教材で代替することです。
今回で言えば、

  • ふくしま式国語力2を主軸にする
  • 塾技100で技術を補強する
  • わかる国語を戻り先にする
  • 語彙教材は毎日15分枠で積み上げる
  • 第3週以降は要約力・一文力・書く力を加える

この形が、今のわが家にはいちばん合いそうです。

国語は成果が見えにくい教科ですが、逆に言えば、ここを丁寧に積み上げることで算数・理科・社会の記述にも効いてきます。
この8週間は、単なる国語の勉強ではなく、小石川受検全体の土台を作る期間として進めていきたいと思います。

次回予告

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