👉 前回の記事はこちら 小石川受検に向けた理科教材レビュー|自由自在・塾技100・理科コアプラスをどう使うか
👉 シリーズ目次はこちら 塾なし小石川チャレンジ|シリーズ目次とおすすめ記事一覧
「この記事でわかること」
- 塾なしで小石川受検を目指す家庭が、この8週間で活用している算数教材の全体像
- Z会グレードアップ、塾技100、PROJECT40、自由自在、規則性対策教材の使い分け
- 算数が得意な子に対して、主力教材と弱点補強教材をどう組み合わせているか
今回は、この8週間で活用している教材について紹介します。
これまで国語、社会、理科と紹介してきましたが、今回は算数編です。
算数については、長男にとって明らかに得意科目であり、本人も「算数が好き」と公言している科目です。
机に向かったときに、いちばん最初に取り組みたいのも算数。書店に行っても、まず算数の教材コーナーを見に行き、気になる問題集を見つけると、自分なりに中身をかなりじっくり吟味しています。
「算数が好きになった経緯」については、また別の記事で詳しく書きたいと思っていますが、少なくとも今の長男にとって算数は、**“やらされる勉強”ではなく、“自分から取り組みたい勉強”**になっています。
そんな我が家が、塾なしで小石川受検を目指す中で、この8週間、そしてその前段階から活用してきた算数教材を、今回はまとめて紹介します。
最初の土台になった教材
Z会グレードアップ問題集 小学5年 算数 文章題
昨年の夏ごろから、まずメインで使い始めたのがこの教材です。
この問題集は、学校の教科書レベルでは少し物足りないと感じている子にとても合う教材だと思います。
長男は算数だけは「もっとやりたい」「人より多く勉強したい」と言っていたので、親子で相談した結果、この教材を採用しました。
全部で45回分あり、1回ごとに区切られているため、家庭学習でも進めやすい構成です。
1回終わるごとに別冊の解答・解説を見て、自分で丸付けをしながら進めていくスタイルなので、親がつきっきりにならなくても回しやすいのが大きな魅力でした。
特に良かったのは、解答・解説がかなり丁寧なことです。
もちろん、すべてを一人で完璧に理解できるわけではありませんが、多くの問題はこの教材だけで十分に自走できます。
また、途中には
「知っていたらカッコいい!」
「これができるとカッコいい!」
といった形で、子どもの意欲をくすぐる工夫もあります。
こういう一言は、大人からすると小さな演出に見えるかもしれませんが、子どもにとっては意外と大きいです。
「難しい問題」でも前向きに取り組むきっかけになりますし、“勉強している”というより“できるようになりたい”気持ちを引き出してくれる教材だと感じました。
通信教育などで、自分で解いて自分で確認する学習スタイルに慣れているお子さんなら、特に相性が良いと思います。
そのまま先取りにも活用
Z会グレードアップ問題集 小学6年 算数 文章題・計算・図形
5年生版の流れで、6年生の先取り家庭学習でもこのシリーズを活用してきました。
算数は得意科目とはいえ、6年生内容に入ると、さすがにすべてがスムーズというわけではありません。
一部、解答・解説を読んでも理解しきれない場面がありましたが、そうした部分はChatGPTの力を借りて補強してきました。
👉6年算数でつまずいたときの立て直し方|塾なし家庭の軌道修正
このあたりは、塾なし家庭にとって大きなポイントだと感じています。
教材そのものの質が高いことはもちろん大切ですが、「つまずいたときにどう補うか」まで含めて家庭学習の設計をすることが、継続にはかなり重要です。
Z会のグレードアップ問題集は、
- 難しすぎない
- でも簡単すぎない
- 自走しやすい
というバランスが本当に絶妙で、我が家では長く使えるシリーズになりました。
“辞書”として非常に優秀
塾講師が公開!中学入試 塾技100 算数
続いて紹介したいのが、『塾講師が公開!中学入試 塾技100 算数』です。
この教材の大きな特徴は、塾で実際に行われているカリキュラムに沿って内容が展開されていることです。
単に分野別に問題を並べているだけではなく、**中学入試算数における「縦のつながり」**を意識して構成されています。
つまり、ある単元でつまずいたときに、
「では、その前提になっている力は何か」
「どこまで戻ればよいか」
がたどりやすいのです。
この“縦のつながり”が見えやすいのは、塾なし家庭にとってかなりありがたいポイントです。
塾があれば先生が判断してくれる部分を、家庭では自分たちで判断しなければなりません。そのときに、こうした構成の教材は非常に助かります。
また、別冊の解答・解説も非常に丁寧で、分量的にも「これを別冊と言っていいのか?」と思うほど充実しています。
我が家ではこの教材を、最初から通読・通周するメイン教材というより、必要なときに引く“算数の辞書”のような位置づけで使っています。
問題によってはかなり骨があるので、小5段階でいきなりこれを主力にするのは、やや重いご家庭もあると思います。
ただし、算数の考え方を深く理解したい子、別解や典型解法を整理したい子には非常に良い教材です。
長男が強く惹かれた一冊
中学受験/算数プロジェクト40
この教材に最初に興味を示したのは、私ではなく長男でした。
理由はとてもはっきりしていて、冒頭2ページ目に掲載されている
「中学受験算数分析マップ」
を見たからです。
算数特有の、
「○○と△△が分からないと□□が解けない」
という構造が、一目で分かるように整理された図になっていて、長男にはそれがとてもしっくりきたようでした。
算数が好きな子にとっては、この“つながりが見える”感じがたまらないのだと思います。
実際、長男は問題を解く前からこのページを何度も開いて見ていました。ある意味、このページだけでもこの教材を買った価値があったと感じています。
内容は大きく
- 図と式
- 変化と関係
- 図形
- 実践
に分かれていて、40のChapterを順に攻略していく構成です。
さらに各Chapterの中でも
- MISSION1 基本
- MISSION2 応用
- MISSION3 発展
と難易度が分かれているため、段階的に進めやすいのが特長です。
夏休みの40日でMISSION1、12月下旬から受験直前にかけてMISSION2・MISSION3に取り組む想定になっているようですが、我が家では現時点でMISSION1までを中心に活用しています。
また、この教材は問題集としてだけでなく、「今の自分がどの位置にいるのか」を確認するための地図としても役立っています。
塾なし家庭では、どうしても“部分最適”になりやすいのですが、この教材は算数全体を俯瞰しやすいので、その点でも価値が高いと感じています。
まさに“辞書”のような一冊
小学高学年 自由自在 算数
そして自由自在です。
このシリーズは、当初は理科と社会だけを購入していました。
ところが、その2教科の内容がとても分かりやすく、「これは算数と国語も欲しい」となり、結果として購入しました。
ここまでくると、自分でもだいぶ教材マニアの域に入っている自覚があります。
ちなみに現在3年生になった次男も、3〜4年生向けの自由自在算数を愛用しています。
自由自在の良さは、何と言っても網羅性と見通しの良さです。
構成としては、
- ここからスタート
- 学習のポイント
- 例題と練習問題
- 力をのばす問題・力をためす問題
- 思考力強化編
- 中学入試対策編
という流れになっていて、基礎から応用までかなり幅広くカバーされています。
我が家では、自由自在は**“最初から最後まで順番にやる問題集”というより、必要な単元を確認したり、背景知識を整理したりするための参考書・辞書”**という位置づけです。
解説が分かりやすく、問題の並びにも無理がないので、家庭学習で「この単元を少し厚めに見たい」と思ったときにとても使いやすい教材です。
現在の主力教材
自由自在小学高学年 算数問題集
そして、現在の主力教材がこちらです。
もしかすると、教材マニア化して一番良かったのは、この教材にたどり着いたことかもしれません。
前述のZ会グレードアップ問題集5年・6年をそれぞれ3周終え、次の教材を探していたタイミングで購入しました。
この問題集は3ステップで構成されており、自由自在シリーズらしく、段階的に力を積み上げやすい作りになっています。
また、他教科の自由自在問題集と同様に、公立中高一貫校の適性検査対策問題も収録されています。
ここが我が家にとってはかなり大きなポイントでした。
中学受験向けの算数教材は数多くありますが、私立中受験向けの色が強いものも少なくありません。
もちろん、それらから学べることも多いのですが、小石川のような公立中高一貫校を視野に入れる場合は、“考え方”や“記述”の要素も意識した教材選びが必要になります。
その点、この問題集は一般的な算数力の強化と、公立中高一貫校向けの視点の両方をつなぎやすいと感じています。
さらに、目次構成や流れが前述の『自由自在 算数』本体と連動しているため、
- 本体で内容を確認する
- 問題集で演習する
という使い方がしやすく、2冊を組み合わせることでかなり効果的に学習できます。
今回の8週間計画では、この教材が中心的な役割を担っています。
弱点補強のために追加
中学入試 分野別集中レッスン 算数 規則性
最後に紹介するのが、『中学入試 分野別集中レッスン 算数 規則性』です。
この教材は、かなり最近購入しました。
きっかけは、この8週間の中で四谷大塚全国統一テストの過去問を家庭で4回実施したことです。
そこで見えてきた算数の弱点が、**「規則性」**でした。
算数が得意な長男でも、規則性の問題になると
- 問題の全体像をつかむまでに時間がかかる
- 途中で方針がぶれやすい
- パターン化できていない
という課題が見えてきました。
そこで、弱点をぼんやり放置せず、分野特化で一度しっかり補強しようと考えて導入したのがこの教材です。
この本は、ポイントを絞って1日4〜6ページほどの学習で進められるので、2週間程度で集中して取り組みやすい構成になっています。
例題の解答もかなり丁寧で、「なぜそう考えるのか」が分かりやすく書かれているため、単に答えを覚えるだけで終わりにくいのも良いところです。
また、これは意外と大事な点ですが、字が大きくて読みやすいのも長男が気に入っているポイントです。
高学年になると、難易度だけでなく「見やすさ」「取り組みやすさ」も継続性にかなり影響するのだと、改めて感じました。
現在はこの教材も加えて、弱点補強に取り組んでいます。
我が家の算数教材は「役割分担」で選んでいる
ここまで紹介してきた教材を見ていただくと分かる通り、我が家は算数教材を1冊に絞っているわけではありません。
- 日々の演習を回す教材
- 単元の理解を深める教材
- 算数全体を俯瞰する教材
- 辞書のように使う教材
- 弱点に特化して短期補強する教材
というように、役割を分けて使っています。
塾なし家庭では、塾のカリキュラムの代わりになる“学習の設計”が必要です。
そのため、教材選びも「有名だから」「難しいから」ではなく、今の子どもに何が必要かで考えることがとても大切だと思っています。
長男の場合、算数が好きであることは強みですが、好きだからこそ難しい教材にも興味を持ちやすい面があります。
ただ、興味があることと、今その教材が最適かどうかは別問題です。
だからこそ我が家では、
- 興味を広げる教材
- 実力を積み上げる教材
- 弱点を補う教材
を分けて考えるようにしています。
まとめ|今の主力は「自由自在問題集」+分野別補強
以上、現在の8週間で取り組んでいる算数教材について紹介しました。
振り返ると、
- 土台作りにはZ会グレードアップ問題集
- 辞書・解法整理には塾技100
- 全体像の把握にはPROJECT40
- 単元確認には自由自在 算数
- 主力演習には自由自在 算数問題集
- 弱点補強には分野別集中レッスン 規則性
という使い分けになっています。
算数は長男にとって得意で好きな科目ですが、だからといって放っておけば伸び続けるわけではありません。
好きな科目だからこそ、その時期に合った教材を選び、適切に負荷をかけていくことが大切だと感じています。
この8週間でも、主力教材と弱点補強教材を組み合わせながら、引き続き算数の力を積み上げていきたいと思います。
同じように、塾なしで小石川受検を目指しているご家庭や、算数が好きな子の力をどう伸ばすか悩んでいるご家庭の参考になれば嬉しいです。
次回予告
👉 次回の記事はこちら 英検3級・全国統一テスト後の2週間|小石川受検に向けて記述対策を始めます
5月末から6月初旬にかけて、英検3級、四谷大塚全国統一テスト、学校の移動教室と大きな予定が続きました。結果が出るまでのこの2週間は、無理に自己採点へ向かうのではなく、小石川受検に向けた次の準備期間と位置づけています。ここからは、主要4教科の土台作りから一歩進み、記述対策とアウトプットの精度向上に取り組んでいきます。
▶ 関連リンク
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